代表チーム フランス代表

W杯優勝国フランスが好調維持の一方でドイツが苦戦。UEFAネーションズリーグ順位表振り返り

今年から新設されたUEFAネーションズリーグは日本のフットボールファンにとっては、そこまで馴染みの無いものであるように感じるかもしれない。しかしEURO2020やワールドカップ・カタール大会に向けて各国がしのぎを削っている。そこで今回は第4節終了時点でのリーグA、Bにおける順位表を振り返る。


リーグA・グループ1

1位:フランス(2勝1分0敗 勝ち点7)
2位:オランダ(1勝0分1敗 勝ち点3)
3位:ドイツ(0勝1分2敗 勝ち点1)

ワールドカップ・ロシア大会を制したフランスがここまで地力の差を見せつける形で首位を走っている。一方、ドイツはオランダ戦で3失点完敗を喫するなど、ロシアW杯でまさかの予選敗退に終わったショックを引きずっている格好だ。


リーグA・グループ2

1位:ベルギー(2勝0分0敗 勝ち点6)
2位:スイス(2勝0分1敗 勝ち点6)
3位:アイスランド(0勝0分3敗 勝ち点0)

ワールドカップ・ロシア大会を史上最高成績となる3位で終えたベルギーはスイスやアイスランドを寄せ付けることなく、さらにチームとしての完成度を高めている。W杯初出場を果たしたアイスランドはすでに3試合を消化し全敗。リーグBへの降格が決定している。


リーグA・グループ3

1位:ポルトガル(2勝0分0敗 勝ち点6)
2位:イタリア(1勝1分1敗 勝ち点4)
3位:ポーランド(0勝1分2敗 勝ち点1)

60年ぶりにワールドカップ本大会出場を逃したことを受け、巻き返しを図っているイタリアは得点力不足が顕著であるものの、ポーランドとの重要な一戦ではフィオレンティーナのDFクリスティアーノ・ビラーギの決勝弾で勝利し貴重な3ポイントを手に入れている。またこの試合で敗れたポーランドは1試合を残してグループBへの降格が決定している。


リーグA・グループ4

1位:スペイン(2勝0分1敗 勝ち点6)
2位:イングランド(1勝1分1敗 勝ち点4)
3位:クロアチア(0勝1分1敗 勝ち点1)

スペインとイングランドは直接対決2試合で互いにアウェイで勝利を飾るなど、互角の戦いを演じている。その一方でワールドカップ・ロシア大会で準優勝を果たしてファンを驚かせたクロアチアが2試合を残してわずか1ポイントと厳しい戦いを強いられている。


リーグB・グループ1

1位:ウクライナ(3勝0分0敗 勝ち点9)
2位:チェコ(1勝0分2敗 勝ち点3)
3位:スロバキア(0勝0分2敗 勝ち点0)

アンドリー・シェフチェンコ率いるウクライナが3戦3勝としており、グループA昇格を確定させている。最下位のスロバキアは最終節でチェコとの直接対決を残している。リーグC降格回避へ重要な一戦となることは間違いないだろう。


リーグB・グループ2

1位:ロシア(2勝1分0敗 勝ち点7)
2位:トルコ(1勝0分2敗 勝ち点3)
3位:スウェーデン(0勝1分1敗 勝ち点1)

今年のワールドカップ開催国であるロシアはW杯での勢いそのままにここまで7ポイントを獲得。ただ現在最下位のスウェーデンが残り2試合でいずれも勝利を飾ると状況が変わるかもしれない。


リーグB・グループ3

1位:ボスニア・ヘルツェゴビナ(3勝0分0敗 勝ち点9)
2位:オーストリア(1勝0分1敗 勝ち点3)
3位:北アイルランド(0勝0分3敗 勝ち点0)

ローマのFWエディン・ジェコやユベントスのMFミラレム・ピアニッチを擁するボスニア・ヘルツェゴビナがここまで全勝とリーグA昇格へ大きく近づいている。2試合を残しているオーストリアは残り2試合で勝利することがリーグA昇格への最低条件だ。


リーグB・グループ4

1位:ウェールズ(2勝0分1敗 勝ち点6)
2位:デンマーク(1勝1分0敗 勝ち点4)
3位:アイルランド(0勝1分2敗 勝ち点1)

ウェールズは10月の代表ウィーク期間中に行われたアイルランド戦でレアル・マドリードのFWガレス・ベイルを欠く中で勝利し首位に浮上しているものの、デンマークが2試合を残しているため、リーグA昇格争いはデンマークがやや有利かもしれない。