プレミアリーグ マンチェスター・ユナイテッド

マンU、モウリーニョ退任間近?理想の指揮官候補5名

マンチェスター・ユナイテッドは今季のスタートダッシュに失敗した。開幕節はレスター・シティに1-0と勝利を飾ったが、第2節ブライトン・アンド・ホーブ・アルビオン戦は2-3でまさかの敗北。第3節トッテナム・ホットスパー戦では0-3と完敗を喫してしまった。

リーグ第3節終了時点で1勝2敗の暫定13位。ジョゼ・モウリーニョ監督解任の可能性が連日報じられている。

そこで今回は『sportskeeda』が特集した「ジョゼ・モウリーニョの後釜候補5名」をご紹介する。候補者の実現可能性は低いため、「ユナイテッドが描く理想の指揮官」という見方が正しいかもしれない。


ジネディーヌ・ジダン

過去数年間でジダンよりも成功を収めた指導者は世界で一人たりとも存在しない。レアル・マドリードを5年ぶりのリーグ制覇に導くと、UEFAチャンピオンズリーグでは前人未到の3連覇を達成した。

マンチェスター・ユナイテッドには勝者のメンタリティが必要だ。ジダンは間違いなく「勝者」だろう。

ジダンはマドリードで選手の能力によって勝利を得ていたとの評判も根強い。当然、その評価に納得はしていないだろう。「危機に瀕したユナイテッドを救う」仕事は彼の心を動かすかもしれない。


アントニオ・コンテ

コンテが候補入りしていることに奇妙な感覚を覚える方も多いだろう。ただ、理に適っている候補者と言える。

チェルシーの監督就任1年目で3-4-3のフォーメーションへの移行を決断し、リーグタイトルをもたらした。就任2年目は悲惨な結果で解任された。

長期的な成功を収める可能性こそ高くないが、コンテは短期的な成功をクラブにもたらすことが出来る。その能力こそユナイテッドが今一番必要としているものではないか。

サポーターは反論するかもしれないが、もはや長期的な成功を収める指揮官を招聘することは不可能だ。コンテは後任候補の一人と言えるだろう。


マウリシオ・ポチェッティーノ

ここ数年、定期的にマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が噂されているポチェッティーノ。移籍市場で多額を投じることなくトッテナムをUEFAチャンピオンズリーグ(出場)の常連クラブへと成長させた。

今夏の移籍市場では1人も選手の変動がない状態で、オールド・トラフォードで3-0の勝利を収めた。現有戦力を活かすことの出来る能力はユナイテッドが必要としているものだ。

最大の問題は、ポチェッティーノがトッテナムを離れる必要がないことだ。彼は今季ユナイテッドよりもはるかに優れた位置につけており(3戦全勝の2位)、ハリー・ケイン、デレ・アリら信頼のおける選手たちとともに仕事をしている。

ポチェッティーノは余程のことがない限り、退団することはないだろう。もし本当にユナイテッドが彼の獲得に動くなら、世界を驚かすオファーが必要だ。


レオナルド・ジャルディム

ジャルディムの名前はモウリーニョの後任候補としてあまり目にしない。欧州で最も重要な監督ではないかもしれないが、モナコで素晴らしい仕事を続けており、ビッククラブで試す価値のある人材だ。

モナコで常に最高の選手を売却しなければならない状況にいながらも、UEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得に導いてきた。これは現有戦力を活かし方が上手いことを意味し、ユナイテッドにとって必要な人材である証明だろう。

ユナイテッドには本来の能力を発揮できていない選手が多く存在している。ジャルディムが就任すれば、状況は好転するかもしれない。


ディエゴ・シメオネ

外部から状況を見れば、考えられない選択肢だろう。ただ、ユナイテッドがシメオネを招聘したいであろういくつかの理由は存在する。(実績は十分であり)アトレティコ・マドリードで素晴らしい仕事を成し遂げた。

レアル・マドリード、バルセロナとクラブ規模、財政面で比較すれば100マイル以上の差があるかもしれない。それでも、2度のUEFAチャンピオンズリーグ決勝進出に導いている。シメオネはアトレティコを欧州のトップクラブに仲間入りさせた。ユナイテッドも再びその位置まで戻る必要があるだろう。

ユナイテッドにしてみれば、彼以上の適任者はいない。ただ、シメオネがアトレティコを離れる可能性は低い。もしユナイテッドに招聘したいと考えるならば、アトレティコで得られなかった財政面でのサポート、彼が望む全ての環境を用意する必要があるだろう。