セリエA

元悪童カッサーノ、昨夏に引退宣言も今夏現役復帰に意欲示す

 元イタリア代表のFWアントニオ・カッサーノが今夏の現役復帰に意欲を見せているようだ。2日、イタリアメディア『スカイスポーツ・イタリア』がこれを伝えている。

 カッサーノは2015年夏に古巣サンプドリアに復帰したものの、2016年5月にマッシモ・フェレーロ会長をはじめとするクラブ首脳陣と口論となったことにより、クラブ側は契約解除の動きを見せたものの、同選手が強行残留。また翌2016/17シーズンにはトップチームのメンバーから外されると、2017年1月に契約解除で双方が合意に至った。

 そして昨夏、フリーとなっていたカッサーノはエラス・ベローナからの獲得オファーを受け取り、1年間の契約を結んだものの、わずか1週間後にクラブとの契約を解除し、引退宣言を出していた。

 ここ2年以上に渡り、セリエAのピッチに立っていないカッサーノだが、同メディアのインタビューに対して「俺にはフットボールをするという大いなる願望がある」と現役復帰を示唆すると「俺はとても情熱的だ、素晴らしい監督と俺を信じてくれるクラブを見つけたい。まだ違いを作ることができると確信している」と強気なコメントを残している。

 悪童としてのイメージが定着している中、果たしてホームシックを抱えているカッサーノに獲得オファーが届くことはあるのだろうか。