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独代表電撃引退のエジルをバイエルン会長が痛烈批判もその内容は?

 バイエルン・ミュンヘンのウリ・ヘーネス会長はドイツ代表を電撃引退したアーセナルのMFメスト・エジルを痛烈批判しているようだ。23日、ドイツ紙『ビルト』がこれを伝えている。

 ドイツ代表はワールドカップ・ロシア大会で優勝候補に謳(うた)われていたものの、メキシコ、スウェーデン、韓国と同居したグループステージでまさかの最下位に終わり、決勝トーナメント進出を逃した。またロシアW杯開幕前の親善試合で負傷を抱え、万全のコンディションで本大会に臨むことのできなかったエジルに対して、周囲から手厳しい批判が集中していた。

 またエジルがロシアW杯開幕前に自身のルーツを持つトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領とアーセナルのユニフォームを手に持ちながら写真を撮っており、これに周囲では政治利用されたのではないかという同選手に対する非難が巻き起こっていた。

 その中、同選手は自身のツイッターアカウントにトルコ大統領との面会の正当性を主張した上で、二重国籍をあおる報道、ドイツサッカー連盟(DFB)のロシアW杯終了後の対応について批判を展開し、代表引退を表明した。

 しかし、そのエジルについてヘーネス会長は「彼が最後に勝利したのは2014年のブラジルW杯だ。今や陰に隠れる存在となっているし、あのエルドアン大統領との写真の背後に彼の低調なパフォーマンスは隠されている」とコメント。さらにバイエルンがアーセナルとチャンピオンズリーグ(CL)で対戦した時のことについては「バイエルンがアーセナルと対戦する際は、彼らにとってウィークポイントであるエジルをターゲットにしていた」と語っており、同選手のここ数シーズンにおけるパフォーマンスや結果を批判したようだ。

 今回はエジルがここ2,3年間において実績を残していないことに対する批判の声であるが、同選手の代表引退に関連する問題の議論は今後さらに発展する可能性は非常に高い。