Jリーグ ヴィッセル神戸

セレッソ大阪、天皇杯決勝進出決定。水沼の劇的同点弾、柿谷の決勝ゴールで元日決戦へ

 第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会・準決勝セレッソ大阪対ヴィッセル神戸が23日にヤンマー スタジアム長居で行われた。

 ヴィッセル神戸はエースFWルーカス・ポドルスキ、セレッソ大阪はFW杉本健勇、MF山口蛍らが欠場。両チームともエース不在での戦いとなった。

 試合は膠着状態が続く白熱した展開に。このまま延長戦にもつれ込むと思われた、後半45分。神戸MF大森が左サイドから切れ込み、ペナルティエリア手前の左からクロス。ボールは渡邊と小川の間を抜けてゴールネットに吸い込まれ、土壇場で先制に成功する。

 しかし、得点から1分後の後半アディショナルタイム、セレッソが反撃。MFソウザからのロングボールにMF山村が競り勝ち、一度はGKキム・スンギュに弾き返されるも、MF水沼がジャンピングボールで詰めゴール。試合終了間際で同点に追き、延長戦に持ち込んだ。

 延長前半8分、FKのこぼれ球が相手のハンドを誘い、セレッソ大阪がPKを獲得。キッカー柿谷は一度は神戸GKキム・スンギュがセーブするも、こぼれ球を押し込み勝ち越しに成功。

 延長後半9分にソウザがGKとの1対1を制し、追加点。このままセレッソ大阪が勝利し、元日に行われる天皇杯決勝進出が決定した。

 決勝は2018年1月1日14時40分キックオフ。埼玉スタジアム2002で行われる。