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FC東京が狙うべき今夏の補強候補4選【J1リーグ2026】

藤本寛也 写真:アフロスポーツ

明治安田J1百年構想リーグは早くも前半クールを折り返し、後半戦に突入している。現在EAST2位(勝ち点26、得失点差+11)のFC東京は、4月25日時点で総得点21とJ1全20クラブ中2番目に多い数字を記録。攻撃陣の好調さが際立ち、2026/27シーズンに向けて順調な仕上がりを見せている。

一方で、チームには懸念点も存在する。今シーズンのJリーグは、世界基準への統一を目的に春秋制から秋春制へ移行。欧州と移籍マーケットの時期が重なったことで、日本人選手の海外流出が加速する可能性が高まっている。

なかでも、日本代表候補のMF佐藤龍之介、そしてJリーグ屈指の右サイドアタッカーであるFW佐藤恵允には、今夏の海外移籍の噂が浮上。仮に両者がチームを離れることになれば、大きな戦力ダウンは避けられず、クラブが補強に動く可能性は高い。

さらに、左SB(サイドバック)を担うDF長友佑都についても、負傷リスクや年齢面を考慮すれば、同ポジションの補強は現実的な課題と言えるだろう。ここでは、FC東京が今夏の補強で獲得に動く可能性がある4選手を紹介する。


師岡柊生(鹿島アントラーズ)

1人目は、本職をFWとしながらボランチやSH(サイドハーフ)もこなすユーティリティプレーヤー、鹿島アントラーズのFW師岡柊生だ。東京国際大学在学中の2022年に、2023シーズンからのジュビロ磐田加入が内定していたが、同年1月にクラブの不祥事の影響で内定は取り消しとなった。その後、オファーを提示した鹿島アントラーズと契約を結び、プロ入りを果たした。

プロ1年目はFWを主戦場に、名門・鹿島でJ1リーグ4試合1アシストをマーク。豊富な運動量を武器に攻守で存在感を示し、フィジカルの強さを生かした前線での起点づくりでも貢献するなど、上々のデビューイヤーとなった。続く2024シーズンには、そのユーティリティ性が評価され、両SHやトップ下、FWと複数ポジションで出場。J1リーグ32試合3ゴール3アシストをマークし、主力の一角として存在感を高めた。

しかし、同様の活躍が期待された2025シーズンは、4月の試合中に左アキレス腱断裂の大ケガを負い長期離脱。J1リーグ11試合2ゴールにとどまり、不本意なシーズンとなった。百年構想リーグでも、タレント豊富な攻撃陣の中で出場機会は限られ、ここまで3試合の出場にとどまっている。

それでも、複数ポジションをこなす柔軟性と豊富な運動量は大きな魅力だ。今夏、主力流出に備えるFC東京が、師岡にオファーを提示する可能性は十分に考えられる。


藤本寛也(バーミンガム・シティ)

2人目は、イングランド2部のバーミンガム・シティでプレーするMF藤本寛也だ。左足のキック精度を生かした長短のパスや、針の穴を通すようなラストパスで攻撃を活性化できる一方、豊富な運動量を生かしたプレッシングで守備にも貢献。攻守両面で存在感を発揮できる、チームに欠かせないタイプのプレーヤーである。

これまで右サイドやボランチを主戦場に、東京ヴェルディで3シーズン(2018-2020)、ポルトガル1部リーグのジル・ヴィセンテで5シーズン(2020/21-2024/25)プレーしたのち、2025年7月からバーミンガムに3年契約で加入している。

しかし、新天地では厳しい立場に置かれている。今シーズンは4月26日時点で出場は5試合にとどまっており、思うように出場機会を得られていない状況だ。

契約は2028年まで残っているものの、今オフに期限付き移籍となる可能性は十分にある。そうした中で、今夏の補強を模索するFC東京が、藤本の獲得に動くシナリオも考えられる。

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名前:Yusuke Sueyoshi
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