アーセナル所属DF冨安健洋は、9月22日に行われたプレミアリーグ第5節マンチェスター・シティ戦でもベンチ外。ユベントス、ナポリ、インテルなどセリエA複数クラブからの関心が報じられるなか、復帰の見通しが立っていないだけに、10月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選でも日本代表に招集されない可能性が考えられる。
冨安は2021年8月のアーセナル加入以降、コンディション不良により何度も戦線離脱。2024年夏のプレシーズン期間中にも、膝の怪我により練習試合の欠場を余儀なくされると、今季ここまで公式戦全試合でベンチ外。左サイドバックでDFリッカルド・カラフィオーリが台頭していることもあり、現地の複数メディアは「冨安は復帰してもベンチ要員」「冨安が1月にアーセナルを退団する可能性はある」などと報じている。
また英メディア『フットボール・ロンドン』はシティ戦前に「冨安の復帰は時期尚早」と綴るなど、日本人ディフェンダーの復帰が10月にずれ込む可能性を伝えている。
一方、日本代表は10月11日に敵地でサウジアラビアと対戦するほか、15日にはホームでオーストラリア代表と激突。この2試合にむけてのメンバーは10月はじめに発表される見込みだが、『フットボール・ロンドン』の報道が事実であれば、冨安の招集は極めて難しい。
DF伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)もプレシーズンマッチで右足の中足骨を骨折し、DF中山雄太(町田ゼルビア)も長期離脱を強いられるなど、守備陣で負傷者を抱えている森保ジャパン。9月の中国戦でA代表デビューを飾ったDF高井幸大(川崎フロンターレ)の再招集はもちろん、DF渡辺剛(KAAヘント)やDF瀬古歩夢(グラスホッパー・クラブ・チューリッヒ)など他の欧州組も代替候補としてリストアップしている可能性も考えられる。グループ最大のライバルであるサウジアラビア、オーストラリアとの連戦を前に、森保一監督のメンバー選考に注目が集まる。
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