スウェーデン1部ハンマルビーIFは今月18日、京都サンガからスリナム代表GKヴァルネル・ハーンを完全移籍により獲得したと公式発表。同選手が京都で出場機会に恵まれなかった理由や、ハンマルビー移籍の過程を明かしたほか、日本での生活で感じたことについても語った。
ハーンは昨年1月にスウェーデン1部IFKヨーテボリから京都へ完全移籍。来日1年目の2023シーズンで公式戦2試合の出場に終わると、今季はGKク・ソンユンが正守護神を務める中、YBCルヴァンカップ1試合の出場に。京都との契約期間が残り半年である中、ハンマルビーに新天地を求めた。
スウェーデンメディア『Fotbollskanalen』で19日に掲載されたインタビュー記事によると、ハーンは「個人的には素晴らしい経験だったけど、いち選手としては試合にあまり絡めなかったし、良くなかった」と京都在籍期間を回顧。来日1年目から出場機会に恵まれなかった理由を訊かれると、「京都と契約した後、書類手続きで2か月も待たされた。その2か月の間にメンバーが固まってしまい、レギュラーに掴むのが難しい状況になった」と説明している。
また日本での生活については「京都は素晴らしい場所だったよ。家族と一緒に良い経験ができたけど、日本語は難しいね。生活するには厳しかったけど、異国の文化を体験できたことに感謝している」と、言語面で問題を抱えていたことを強調。その上で、ハンマルビー移籍の過程について以下のように語っている。
「(正式契約から)3,4週間前にクラブ幹部から連絡があった。京都との契約は半年残っていたが、数回にわたるWeb会議で良い感触を掴んだんだ。京都での1年半は無駄ではなかったけど、試合に出たかったから移籍したよ」
京都加入前に、元サンフレッチェ広島、アビスパ福岡所属選手のDFエミル・サロモンソンから「彼は反射神経が良く、ロングキックは僕が今まで見たゴールキーパーの中で一番」と絶賛されていたハーン。チーム合流前の手続き期間が、同選手のプロキャリアを左右した格好だ。
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