U23日本代表FW細谷真大(柏レイソル)は、今月22日に行われたAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選グループステージ最終節のU23韓国代表戦で途中出場もノーゴール。チームも0-1と敗れただけに、同選手に対する日本代表OB城彰二氏の評価が一変している。
アトランタ五輪の日本代表メンバーである城氏は、今月23日に自身のYouTubeチャンネル『JOチャンネル』を更新。「【ローテーションかメンバー固定の是非】韓国戦の感想|次戦が正念場」と題して、日韓戦を振り返った。
その中で、城氏は「細谷君のポテンシャルはものすごい高くて、そこに対して私の期待値が大きすぎる」と前置きした上で、韓国戦におけるプレーをもとに以下のように同選手の改善点を指摘している。
「レイソルでもそうだけど、決定的な場面でゴールを決めきれない、外す方がちょっと多いような気がする。フィニッシュの精度を上げないといけない。彼のポテンシャルで一瞬のタイミングでボールをもらったり、一瞬のパワーで相手を交わしたり、そういう素晴らしい部分をもっと発揮してほしい」
「あと、まわりとの連係がなかなかうまくいっていないような気がする。どうしても細谷君が絡むと、ちょっとノッキングしたり、パスのリズムがおかしくなるシーンが多々見受けられる。コミュニケーションや練習を積み重ねながら、コンビネーションや崩しにもっと連動した形で参加しないと、個人能力だけでは難しくなる」
A代表のみならず、大岩ジャパンのチーム編成や戦いにも注目している城氏。U23アジア杯開幕直前の今月13日には、自身のYouTubeチャンネルを通じて「細谷君は凄いね。一瞬の動きの部分で、あの世代を超えている」と絶賛。
同時に先月22日開催の国際親善試合マリ戦を日本テレビ系の中継で解説した時の感想として、「ちょっと違いを見せつけられるのが細谷君しか見当たらなかった。確かに技術の高い選手が多いけど、ここから勝ち上がる、A代表へ食い込むというのが見えてこない。金メダルを獲るのは難しい」とメンバーレベルに疑問を呈していた。しかし、決定機を外した韓国戦の内容を踏まえて、細谷に対する評価も下げている。
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