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W杯最終予選・日本代表戦のチケット転売横行…発売開始から30分以内のものも

日本サッカー協会 写真:Getty Images

 MF久保建英(レアル・ソシエダ)、MF三笘薫(ブライトン)、FW伊東純也(スタッド・ランス)らの招集、FIFAワールドカップ北中米大会出場決定間近ということもあり、サッカー日本代表「森保ジャパン」のチケットは争奪戦に。3月15日午前にはインドネシア戦(6月10日、市立吹田サッカースタジアム)のチケット一般販売がスタートしたが、3月開催のバーレーン戦、サウジアラビア戦と同様、高額転売が相次いでいる。

 日本サッカー協会(JFA)は15日10時より、JFA公式サイト「チケットJFA」で価格変動制「ダイナミックプライシング」によるインドネシア戦のチケット一般販売を開始。ここまで好調な戦いぶりであるだけに、カテゴリー1(メインスタンド、バックスタンド下層)で大人1名あたり16,400円と高額な価格設定だ。

 ただチケット売買仲介アプリ『チケジャム』では、一般発売から30分後の時点でも、20件以上の転売が。カテゴリー1で定価のおよそ5倍にあたる80,000円で出品されたものもある。また同アプリでは、バーレーン戦で180件以上、サウジアラビア戦で350件以上と、転売行為が後を絶たない状況だ。

 日本代表戦のチケットは、「チケット不正転売禁止法」の対象となる特定興行入場券。JFAは公式サイトを通じて「購入者または入場資格者の氏名・連絡先を確認した上で販売します。販売価格を超える金額での転売など興行主の同意のないチケットの有償譲渡は固く禁止します」と、チケット購入者に対して警告を発している。

 なお2024年6月開催の北中米W杯アジア2次予選・日本代表対シリア代表では、一般発売前から一部のチケット売買仲介アプリで高額転売が。日本サッカー後援会会員による転売行為を予想する声も挙がっていた。インドネシア戦をはじめ、一般発売開始から1時間以内の高額転売も見受けられるだけに、JFAにはさらなる対策の強化が求められそうだ。