鹿島アントラーズからマインツへ完全移籍したMF佐野海舟は、2024年7月に不同意性交の容疑で逮捕も不起訴処分に。日本代表復帰の可能性に関する論争が繰り広げられるなか、ドイツメディアが同選手の現状について厳しい見解を示している。
同選手は7月14日未明、東京都内のホテルで女性に性的暴行を加えた疑いで、知人男性2名とともに逮捕されたが、29日に釈放。8月1日にマインツへ合流し、8日には不起訴処分に。16日のDFBポカール1回戦で新天地デビューを果たした。
ブンデスリーガでも開幕から3試合つづけてスタメン出場している佐野だが、DFBポカール1回戦で見せた好パフォーマンスを維持できず。チームも2分1敗で計6失点と、守備陣を中心に問題を抱えている状況だ。
そんななか、ドイツメディア『Ligainsider』は19日に「佐野はいまだにコミュニケーションで問題を抱えている」とリポート。渡独前に逮捕されたことにより、プレシーズントレーニング参加期間が短縮されたことを指摘すると、「ピッチでの連係プレーで、良い印象を残せていない。ボー・ヘンリクセン監督は『佐野を巡る状況が良くなることを願っているが、それはもちろん難しい』と述べている」と伝えた。
またドイツ紙『ビルト』も19日に「佐野は(8月16日に行われた)DFBポカール1回戦のSVヴェーエン・ヴィースバーデン戦で可能性を感じさせるプレーを見せたが、まだブンデスリーガでの方向性を模索しているところだ」としている。
なお複数メディアの報道によると、日本サッカー協会(JFA)幹部は佐野の代表復帰の可能性に言及。ネット上で賛否含めて様々な意見が飛び交っているが、マインツで本来のパフォーマンスを発揮することが求められるのは確かだ。
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