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日本代表復帰の伊東純也巡り…スポンサーに称賛相次ぐ「全く言っていない」

伊東純也 写真:Getty Images

 『週刊新潮』で性加害疑惑が報じられたものの、不起訴処分となったMF伊東純也(スタッド・ランス)は、2024年9月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で日本代表に復帰。5日の中国戦を前に、代表離脱時の伊東に対する扱いを巡って、とあるスポンサーが称賛を浴びている。

 2024年2月のAFCアジアカップ開催期間中に、一部週刊誌の報道を受けて、代表からの途中離脱を余儀なくされた伊東。当時、日本サッカー協会(JFA)前会長の田嶋幸三氏による説明が波紋を呼んだほか、一部スポンサーの動向も話題に。ネット上で「JFAは伊東選手を守るべき」「スポンサーがJFAに圧力かけているのかな」といった声が挙がっていた。

 伊東は不起訴処分となるまで、一度も日本代表に招集されず。ファン・サポーターの間では「メンバー選考にスポンサーが関与しているのでは?」という疑問が駆け巡っていたが、ホテル業界大手『アパグループ』の社長兼最高経営責任者(CEO)を務める元谷一志氏がこれを否定している。

 同氏はテレビ静岡の公式YouTubeチャンネルで9月3日に公開されたサッカー番組『サカろう』に出演。スポンサーがメンバー選考に関与している可能性を問われると、「(JFAに対して)私は全く言ってません。アパ枠は無いです。明確に否定させてください」と力強く発信している。

 このコメントを受けて、ネット上では「アパグループは最初から信頼していたよ!」「アパは誰も疑っていない」「アパホテルさんは伊東純也が掲載されている代表ポスターとかそのまま使ってくれてたから良いスポンサーだなと思っていた」「代表に呼ばれていない時でも、広告で伊東純也を応援してくれていたからね」といったメッセージが。SNSでの宣伝広告から伊東を外すスポンサーも見られる中、一貫して同選手の起用を続けたアパグループへの好感度が上がっている。

 代表戦から遠ざかる一方、所属先のランスでは攻撃陣の中心選手として活躍し続けていた伊東。中国戦でもMF三笘薫(ブライトン)とともに、ドリブル突破からのチャンスメイクやゴールが期待される。