京都サンガは今月21日、ブラジル1部クルゼイロからDFルーカス・オリヴェイラを期限付き移籍により獲得したと公式発表。U23日本代表DFチェイス・アンリ所属VfBシュツットガルトとの親善試合でデビューする可能性がある中、海外メディアが契約内容の一部を報じている。
現在28歳のルーカスは、身長187cmで右利きのセンターバック。アトレチコ・ゴイアニエンセなどブラジル国内の複数クラブを渡り歩くと、今年2月にクルゼイロからレアル・バリャドリードへ期限付き移籍。スペイン2部リーグ戦で9試合にスタメン出場するなど、主力選手としてチームのラ・リーガ昇格に貢献したが、先月末に期限付き移籍期間満了により退団。ブラジル1部ヴァスコ・ダ・ガマからの関心が報じられたものの、京都へ加入している。
ブラジルメディア『グローボ』は22日、ルーカスの京都移籍を特集。期限付き移籍期間が2024シーズン終了後までであることを伝えた上で、「買い取りオプションが付いており、その額は550万レアル(約1億5500万円)近くにのぼる」と伝えている。
また同選手のバリャドリード退団については「バリャドリードはレンタル移籍終了時の買い取りオプションを行使しなかった」とリポート。設定金額は報じていないが、高額だったため完全獲得を断念したとみられる。
京都はJ1第24節を終えて6勝7分11敗。J2降格圏の18位ジュビロ磐田から勝ち点1差の17位と、依然として残留争いを演じている。ルーカスの買い取りオプション設定額を踏まえると、J2降格の場合にわずか半年で同選手を手放す可能性も考えられる。
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