FC東京からヘンク移籍。熊田直紀の序列変化？トップチーム昇格の可能性は…

　FC東京からヨング・ヘンク（ベルギー1部KRCヘンクの下部組織）へ期限付き移籍中のU20日本代表FW熊田直紀に、出場機会増加の可能性が報じられている。

　同選手は昨年開催のAFC U20アジアカップ、FIFA U20ワールドカップでプレーするなど、将来A代表を担う逸材として話題に。今年1月にヨング・ヘンクへ加入すると、2023/24シーズンのベルギー2部リーグではスタメン出場7試合、途中出場2試合で1ゴールと結果を残していた。

　ベルギーメディア『Voetbal』は今月16日、ヘンク所属選手の去就を特集しているが、FWヴィクトリー・ベニアングバが自身のSNSアカウントを通じて今夏退団を表明。同選手は2023/24シーズンにベルギー2部リーグ15試合のスタメン出場で12ゴールをマークも、トップチームでの出場機会はなかった。

　それだけに『Voetbal』は「ヨング・ヘンクのトーマス・ブッフェル監督は、ベニアングバを起用できない。すでに熊田を後釜に据えている」とリポート。期限付き移籍期間は今年12月までであるが、2024/25シーズン前半戦のパフォーマンス次第では残留の可能性も考えられる。

　ただ同メディアは、熊田がトップチームへ昇格する可能性には言及せず。ヘンクは今年夏、元ヴィッセル神戸・シント＝トロイデンVV（STVV）指揮官のトルステン・フィンク氏を招へい。Jリーグや日本人選手を熟知しているとはいえ、熊田は当面ヨング・ヘンクでプレーすることになりそうだ。