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浦和への連帯貢献金はいくら?鈴木彩艶、STVVからパルマ移籍で…

鈴木彩艶 写真:Getty Images

 日本代表GK鈴木彩艶は、今月15日にベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)からセリエA(イタリア1部)パルマへの完全移籍が正式決定。元アビスパ福岡指揮官であるファビオ・ペッキア監督のもとでプレーすることになったが、浦和レッズに支払われる予定の連帯貢献金に注目が集まっている。

 浦和のジュニアユース出身である鈴木は、2021シーズンにトップチーム昇格。GK小久保玲央ブライアン(STVV)とともにパリ五輪世代屈指のGKとして注目を浴びていたが、浦和ではGK西川周作からレギュラーを奪えなかった。

 それでも昨年夏にマンチェスター・ユナイテッドからのオファーを拒否してSTVVへ移籍すると、海外挑戦1年目から正守護神として活躍。ゴール阻止率89%をはじめベルギー1部リーグトップレベルの数値を叩き出すと、マンチェスターUやジェノアからの関心が報じられる中、パルマと2029年6月までの複数年契約を結んでいる。

 イタリアメディア『スカイスポーツ』によると、パルマからSTVVへ支払われる移籍金は750万ユーロ(約12億9000万円)であり、ボーナスは250万ユーロ(約4億3000万円)。総額1000万ユーロ(17億2000万円)であるほか、パルマが同選手を放出した場合には移籍金の10%がSTVVに支払われるという。

 このパルマ移籍により、移籍金の3.5%が連帯貢献金として浦和に支払われる模様。鈴木は小学5年生時に浦和のジュニアユースに入団したため、12歳から15歳までの所属で1%、16歳から20歳までの所属で2.5%。仮にボーナスが発生しない場合でも、浦和は750万ユーロの3.5%にあたる262500ユーロ(約4500万円)を得るとみられる。