鹿島アントラーズは日本代表MF佐野海舟をマインツへ完全移籍により放出。後釜としてベルギー1部OHルーヴェン所属MF三竿健斗を獲得する可能性が一部で報じられているが、同クラブOBの名良橋晃氏が今年夏の補強を展望。中盤センターの陣容に注目したほか、MF柴崎岳の起用法にも言及している。
名良橋氏とフリーアナウンサーの原大悟氏によるYouTubeチャンネル「名良橋さんの大悟味ちゃんねる」は、今月9日に更新。「鹿島アントラーズは佐野海舟なしで大丈夫か?」というテーマのもと、両者が補強の必要性について議論を交わしている。
その中で名良橋氏は「当然やっぱり新戦力を獲らないといけない」と切り出すと、「(佐野が退団して)ボランチは2人になってしまう。舩橋佑選手とかいるけど、今シーズンまだ使われていない。名古新太郎選手もボランチでプレーできるけど。センターバックは(植田直通と関川郁万)の2人がフル稼働中だし、ひとりのOBとして補強してほしい」と補強ポイントを挙げている。
一方、中心選手である柴崎は5月下旬に復帰すると、リーグ戦6試合つづけて途中出場。今月6日開催のJ1第22節・北海道コンサドーレ札幌戦ではMF知念慶とともにボランチでスタメン出場した。ただ名良橋氏は「彼はボランチもそうだし、トップ下でもプレーできると思う。あとは組み合わせ。ポポさん(ランコ・ポポヴィッチ監督)がそこのパズルをどうはめるのか注目している」と指摘。ボランチを本職とする新戦力の獲得により、柴崎をトップ下で起用する可能性もあると考えているようだ。
「優勝を狙うためには、補強はマスト」と私見を述べた名良橋氏。ボール奪取能力や縦への推進力に定評のある佐野が退団したとはいえ、三竿が復帰するとなれば佐野の穴は埋まるかもしれない。
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