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FC東京OBルーカスが思う「クラブが成長していない証拠」とは?オリヴェイラに期待も

FC東京 FWディエゴ・オリヴェイラ 写真:Getty Images

 FC東京で7年目のシーズンを迎えているブラジル人FWディエゴ・オリヴェイラ。今季はレギュラーが確約されていない状況だが、それでも今月30日に明治安田J1リーグ第21節アビスパ福岡戦を控える中、同クラブOBのルーカス氏から期待を寄せられている。

 オリヴェイラは2016年から2シーズンにわたり柏レイソルでプレーした後、2018年からFC東京に在籍。絶対的ストライカーとして活躍する中、2019シーズンのJリーグベストイレブンに選出されるなど、実績を積み重ねており、在籍7年間で84ゴールをマーク。今季はリーグ戦15試合の出場で4ゴールを挙げている。

 FC東京の助っ人と言えば、ルーカス氏を思い浮かべる人が多いだろう。同氏は2004年夏にレンヌからFC東京へ移籍すると、来日1年目から2桁ゴールをマーク。2007シーズン終了後にガンバ大阪へ完全移籍したが、2011年夏に現役引退を撤回してFC東京へ復帰。2013シーズン終了後に2度目の現役引退を表明するまで、在籍期間およそ6年で84ゴールを挙げた。

 ブラジルメディア『グローボ』が今月28日に伝えたところによると、ルーカス氏はオリヴェイラにクラブ通算ゴール記録更新を期待している模様。「オリヴェイラは間違いなく僕の記録を追い越してくれるだろう、彼は怪物だよ」と称えると、記録更新を望む理由について以下のように述べたという。

 「記録更新を嫌う人もいるだろうが、僕はむしろ逆だね。そのために記録があると思っている。記録が更新されないのは、クラブが成長していない証拠だ。僕はFC東京が成長してリーグ優勝することを望んでいる。給与面だけでなく、メディアからの注目度もそうだし、依然として野球と差がある。だから、首都クラブであるFC東京のタイトル獲得を期待しているんだよ」

 ピーター・クラモフスキー監督のもとでも、中心選手としてチームをけん引しているオリヴェイラ。チームがJ1第20節終了時点で6位と好位置につけているだけに、同選手にかかる期待はさらに高まっている。