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「日本代表強いが勝てる」サウジアラビア代表新監督マンチーニが宣戦布告

ロベルト・マンチーニ監督 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」の躍進ぶりを意識しているようだ。イタリア代表監督を辞任したロベルト・マンチーニ氏は今月27日、サウジアラビア代表監督に就任。会見で日本代表の存在に言及している。

 マンチーニ氏は2026年の北中米W杯終了後までイタリアサッカー連盟(FIGC)との契約を残していたが、今月13日に突如監督を辞任。2週間後にサウジアラビアサッカー連盟(SAFF)と正式契約を結んでいるが、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は契約内容を「年俸2500万ユーロ(約40億円)の4年契約」と伝えている。

 フランスメディア『TV5』によると、マンチーニ氏がサウジアラビア代表監督就任会見で「我々の目標は、来年のアジアカップで優勝することだ」と公言。

 アジアサッカー連盟(AFC)所属で日本代表をはじめライバルが多いことについて、「(アジアには)日本、オーストラリア、韓国のようなトップレベルのチームがたくさんあることは知っている。だが、我々は彼らとの対戦で勝利できると確信している」と語ったという。

 サウジアラビア代表は、過去に日本代表と12度対戦し4勝1分7敗。FIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)アジア最終予選ではホーム開催の日本戦で1-0と勝利した一方、アウェイでは敗れている。

 なおマンチーニ氏は、これまでインテルやマンチェスター・シティなど欧州複数クラブを指揮。2018年5月からイタリア代表を率いると、UEFA EURO 2020(UEFA欧州選手権)優勝を果たした一方で、カタールW杯欧州予選敗退。2大会つづけて本大会出場を逃すという歴史的屈辱を味わっていた。