浅野拓磨も候補に。ナポリが最低日本人選手1名獲得へ「市場開拓目的で…」

　セリエA（イタリア1部）王者ナポリの会長は、日本人選手の獲得を目指すことを公言。ボルシア・メンヒェングラートバッハ（ボルシアMG）所属DF板倉滉やレアル・ソシエダ所属MF久保建英、VfLボーフム所属FW浅野拓磨などが獲得候補だと現地で報じられる中、「少なくとも1名の日本人選手獲得」という方針を固めたようだ。

　ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は先月下旬、イタリアメディア『Rai』の番組内で「我々はまさに日本人選手の獲得へ動いているところだ。日本人の友人から、日本でスカウトをするための契約書の草稿を送ると連絡があった」と、日本人選手獲得の可能性に言及。

　するとイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、ナポリが獲得を狙う日本人選手に板倉、久保、VfBシュツットガルト所属DF伊藤洋輝の3選手を列挙。現地の他メディアは浅野やスポルティングCP所属MF守田英正の名前も挙げている。

　そんな中、ナポリの専門サイト『トゥットナポリ』は「少なくとも1人の日本人がナポリに加入する」と報道。「デ・ラウレンティス会長は、アジア人選手、特に日本人選手の市場に注目している。これはサッカーへの関心が著しく高まっている状況下でのブランド戦略のためでもある」とした上で、獲得候補に板倉、久保、伊藤を挙げた。

　ナポリは今季のセリエAで2位ラツィオに勝ち点16差をつけ、33年ぶりに優勝。しかし、守備陣の主力選手であるDFキム・ミンジェにマンチェスター・ユナイテッド移籍の可能性が取りざたされている。またイタリア紙『Il Mattino』は先月下旬、キム・ミンジェの後釜候補としてアタランタ所属DFジョルジオ・スカルビーニ、RCランス所属DFケヴィン・ダンソ、板倉の3名を紹介している。