日本代表FW前田大然(セルティック)は、23日開催のFIFAワールドカップ・カタール大会ドイツ戦で先発出場したが、57分にFW浅野拓磨(VfLボーフム)との交代によりベンチへ退いていた。ただイギリス国内では、森保一監督に対してコスタリカ戦での前田大然スタメン抜てきを求める声が沸き起こっている。25日、セルティックの専門サイト『ザ・セルティックスター』が伝えた。
前田大然はスプリント能力を武器に、日本代表屈指のハードワーカーとして活躍。9月下旬のキリンチャレンジカップ・アメリカ戦で前線からのプレスにより相手守備陣をかく乱させていた。
また今月17日の強化試合・カナダ戦では出番なし。ドイツ戦では前半にMF鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト)を起点とするカウンターからゴールネットを揺らしたものの、オフサイド判定に泣いていた。
そのドイツ戦では途中出場の浅野拓磨がシュート5本を放ったほか、勝ち越しゴールを奪取。日本国内ではコスタリカ戦での浅野拓磨スタメン待望論が沸き起こっている。
そんな中、スコットランド1部リヴィングストンFCでアシスタントコーチを務めるマーヴィン・バートリー氏は、対戦相手の目線から前田大然を分析。「前田大然のようなハードワーカーをプレーさせるべきだ。確かに彼はゴールを量産しているわけではない」
「だがカタールW杯に出場している多くの代表チームは、前田大然と同じクラブハードワークできるセンターフォワードがほしいと思っているので、彼の仕事ぶりを見ているだろうね」と、守備面での貢献度を高く評価している。
また『ザ・セルティックスター』は同氏のコメントをうけて「前田大然はドイツ戦で途中交代させられたこともあり、コスタリカ戦に出場するのかどうか疑問の声が上がっている。しかし森保一監督が彼をコスタリカ戦で先発起用すべき理由が、バートリー氏の発言に込められている」と主張している。
日本代表は27日のコスタリカ戦で勝利すれば、グループリーグ突破へ大きく近づく。ドイツ代表とコスタリカ代表の戦い方が大きく異なるだけに、森保一監督の起用法やゲームプランに注目が集まる。
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