
明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪に所属するベトナム代表GKダン・バン・ラム(28)は、退団に向かっている可能性があるようだ。19日、ベトナムメディア『tech』が伝えている。
ダン・バン・ラムは昨年1月、タイ1部のムアントン・ユナイテッドを契約解除により退団してセレッソ大阪へ移籍。Jリーグ挑戦1年目の昨季は、韓国代表GKキム・ジンヒョン(34)やバックアッパーのGK松井謙弥(36)の間に割って入ることはできず公式戦2試合の出場にとどまったほか、昨年9月に左肩関節脱臼という大怪我を負っていた。そして今季はここまで公式戦での出番がないほか、J1リーグ全試合でベンチ外となっている。
そんなダン・バン・ラムの去就についてはベトナムメディア『Zing News』が今年4月、大宮アルディージャからレンタル移籍による獲得オファーが届いたものの、セレッソ大阪残留を決断したと報道。この時には、ポルトガル1部SCブラガからの関心も伝えられていた。
その中ダン・バン・ラムの代理人は19日、自身のインスタグラムアカウントを更新。セレッソ大阪のクラブ施設を訪問したことを明かしている。またダン・バン・ラム本人も代理人とのツーショット写真を投稿している。
さらに『tech』は同選手とセレッソ大阪の契約期間が今季終了後までであることを紹介。その上で「セレッソ大阪と代理人による今回の会談では、間違いなくダン・バン・ラムの将来について議論を交わしている」
「ベトナム代表監督のパク・ハンソは以前、代表チームでのレギュラーを確実にしたいならば、セレッソ大阪で出場時間を増やす必要があると話していた。セレッソ大阪がこの(パク・ハンソ監督の求める)条件を満たせないならば、退団がベストな解決策だ」と主張している。
『tech』はダン・バン・ラムの新天地候補としてポルトガルの他に、ベトナム1部のビンディンも挙げている。今回の両者の会談でどのような結論が出たのか気になるところだ。
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