アイントラハト・フランクフルト所属の日本代表MF鎌田大地(25)は、トッテナム・ホットスパーからの関心が伝えられているが、プレミアリーグ他クラブも移籍先候補に挙がっているようだ。4日、ドイツメディア『シュポルト1』が伝えている。
鎌田大地は2021/22シーズンもフランクフルトの主力選手として活躍。UEFAヨーロッパリーグ(EL)では準々決勝2ndレグ・バルセロナ戦の追加点アシスト、準決勝1stレグ・ウェストハム・ユナイテッド戦の決勝ゴールなど、大舞台での勝負強さを発揮。複数クラブの視察が伝えられる中、フランクフルトのEL優勝に大きく貢献していた。
そんな鎌田大地とフランクフルトの契約は、来年6月までとみられているが、現時点では契約延長を行っていない。またフランクフルトのマルクス・クレシェSD(スポーツディレクター)は先日、ドイツ紙『ビルト』のインタビューで「経済的な条件が整えば選手を放出するのが我々の考えなので、原則的に慰留するつもりはない。たとえ、重要な選手や人材を失うことが痛手であってもだ」とコメント。鎌田大地について適切なオファーが届き次第放出する方針を固めている。
くわえてフランクフルトは先月21日、PSVアイントホーフェンから元ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェ(30)を完全移籍により獲得。ゲッツェが鎌田大地の後釜になるとの見方が広まる中、英メディア『HITC』はトッテナム・ホットスパーからの関心を伝えていた。
その中『シュポルト1』は「リーズ・ユナイテッドがトッテナムの“特別な”ターゲット獲得競争に参加、バーゲン移籍の可能性も」という見出しで、リーズ・ユナイテッドが鎌田大地の獲得に乗り出すと報道。
リーズ・ユナイテッドの動きには触れていないものの、フランクフルトの要求額を1000万ユーロ(約14億円)程度と想定。同選手の市場価値(2200万ユーロ:約31億円)よりも大幅に低いことから争奪戦に発展する可能性があるようだ。
なお鎌田大地は先月、日本代表の活動参加中に「フランクフルト以上を探すのはより一層難しくなる」とコメント。新天地探しの難航やフランクフルト残留の可能性を示唆していた。同選手の去就が依然として不透明である中、今後プレミアリーグのクラブからオファーが届くか注目が集まる。
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