プレミアリーグ アーセナル

今夏アーセナル加入のレノ、正守護神チェフ負傷でチャンス巡る

 今夏アーセナルに加入したドイツ代表GKベルント・レノは正守護神奪還に向けて意気込みを見せているようだ。現地時間29日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がこれを伝えている。

 昨季までバイヤー・レバークーゼンでゴールマウスを守っていたレノはこの夏に移籍金2500万ユーロ(約32億円)で加入したものの、シーズン開幕からチェコ代表GKペトル・チェフの控えに甘んじていた。

 しかし現地時間29日に行われたプレミアリーグ第7節・ワトフォード戦でチェフが前半終了間際の45+3分に負傷したことにより、レノは思わぬ形でリーグ戦でのデビューを飾っている。そして試合は後半終了間際の2得点で勝利。レノは見事クリーンシートを達成している。

 そのレノは試合後のインタビューにて「今はペトルが負傷した。離脱期間がどれほどのものになるのか僕には分からない。より多くの試合でプレーする機会を得たし、僕の持っているクオリティを監督に見せたいね。僕にとって大きなチャンスだ」と次節以降への意気込みを語っている。

 また同選手は「ペトルが負傷して幸せに感じるといった間違ったことは言いたくない。彼の負傷を残念に思っているよ。ただ僕はここから先の数試合に集中している。すべてのゲームでプレーしたかったし、マンチェスター・シティとの開幕戦やチェルシー戦、ウェストハム・ユナイテッド戦でもプレーしたかった」とライバルの負傷を残念がるとともに、ベンチを温めていた現状に対して悔しさを覗かせている。

 なお試合後にウナイ・エメリ監督はチェフがハムストリングを負傷しているとの見解を示しており、約3週間の離脱を余儀なくされるものとみられる。果たしてレノはライバルであるチェフの戦線離脱中に好パフォーマンスを発揮し、ポジション争いを一気に制することができるだろうか。