セリエA ナポリ

ユーベ、ナポリが2戦未勝利で実質スクデット7連覇が決定か

 ナポリは日本時間6日晩に本拠地・サン・パオロで行われたセリエA第36節・トリノ戦で2-2と痛恨のドローを喫し、ユベントスがスクデット7連覇をほぼ手中に収めたようだ。6日、『フットボール・イタリア』など複数のイタリアメディアが報じている。

 今節に本拠地・アリアンツ・スタジアムでボローニャ戦に臨んだユベントスは先制点を許す苦しい試合展開を強いられたものの、51分のオウンゴールを皮切りに後半の18分間で一気に3得点をたたき出し逆転勝利を収めている。一方ナポリはトリノ戦で後半終了間際の83分に同点弾を浴び、前節のフィオレンティーナ戦に続き勝ち点3を獲得できずに試合を終えている。

 これにより、今節終了時点で首位ユベントスは勝ち点91まで伸ばし、2位ナポリとの勝ち点差を「6」に広げている。またリーグ戦残り2試合でナポリが逆転優勝を果たすための条件として、ユベントスの2連敗とナポリの2連勝に加え、残り2戦におけるナポリの得失点差からユベントスの得失点差を差し引いた数が「17」以上にならなければならず、ほぼ不可能であるとの見方が広まっている。

 なお、両クラブの勝ち点が並んだときは順位決定の際に直接対決2試合における勝ち点、得失点差を優先的に考慮するものの、ユベントスとナポリの直接対決では2試合ともに0-1でホームチームが敗れているため、全試合の得失点差が考慮されることとなるため、ユベントスは次節のローマ戦でスクデット7連覇を決める可能性は非常に高いようだ。