
AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)準決勝の2試合が22日までに終了。ヴィッセル神戸がアル・アハリ・ジェッダに敗れた一方、町田ゼルビアがアル・アハリ・ドバイを下して、決勝へ駒を進めた。その決勝は4月26日に開催予定だが、この決勝戦を前に、サウジアラビア側から挑発とも取れる発言が飛び出した。
サウジアラビアの『KSA Sports』番組内で、アル・アハリ・ジェッダOBかつサウジアラビア代表OBのナイフ・アル・カーディ氏が「私は町田をそれほど恐れていない」「町田はヴィッセル神戸より弱い」と断言。準決勝でヴィッセル神戸を撃破したアル・アハリ・ジェッダの”格”を根拠に、町田ゼルビアを格下扱いした格好だ。
この発言はネット上で拡散しており、一部で批判が挙がっているが、この楽観論こそが危うい。
黒田剛監督率いる町田ゼルビアは、今季のACLEにおいて組織的な守備と縦に速いカウンターで対戦相手の強みを封じ続けてきたクラブだ。個の能力に依存するのではなく、「洗練された組織で戦う」スタイルを貫いてきた。確かにアル・アハリ・ジェッダが準決勝で破ったヴィッセル神戸の方がタレントは揃っているが、それでも黒田監督のもとで構築されたスタイルとは異なる。「神戸より弱い」という比較軸そのものが、町田の本質を見誤っている可能性がある。
カーディ氏の発言が単なるサウジアラビア国内向けのリップサービスであれ、本気の分析であれ、アル・アハリ・ジェッダ側に油断のムードが漂い始めているとすれば、それは町田にとって最大の追い風になりそうだ。アル・アハリ・ジェッダがMFリヤド・マフレズ、MFフランク・ケシエといった欧州ビッグクラブでのプレー経験がある選手を擁しているとはいえ、町田に今大会最大の番狂わせを成し遂げるチャンスは十分ある。
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