
興國高校監督時代にFW古橋亨梧(セルティック)らを輩出した内野智章氏(現奈良クラブ・ユースコーチ兼テクニカルダイレクター)が、全国高校サッカー選手権大会を巡る問題に言及。「ユニフォームスポンサーの解禁」を提案している。
内野氏は8日にXを更新。「最近、全国大会のためのクラウドファンディングをよく見かけるようになりました。背景には、宿泊費や移動費の高騰で、チームや保護者の負担が以前より大きくなっているという切実な事情があります」と、全国大会出場校が抱える問題を指摘すると、解決策のひとつとして「ユニフォームスポンサーの解禁」を主張。以下のように持論を展開している。
「今の高校サッカー界、プレミアやプリンスリーグなどのリーグ戦では、企業のロゴを胸につけて戦うことが認められています。でも、一番費用がかかる選手権では、規定でそれができません。大会を支えてくださるメインスポンサーの権利はもちろん尊重すべきですし、感謝しかありません」
「ただ、リーグ戦と同じように、各チームを支えるスポンサーも表示できれば、現場の負担が軽くなるのも事実です。例えば「大会スポンサーと業種が被らない、地元の企業ならOK」といったルールはどうでしょうか? 選手権という素晴らしい大会を、出場校の負担なく、持続可能なものにするための、一つのアイデアとして」
全国高校サッカー選手権大会は、多くの選手にとって人生を左右する舞台であり、日本サッカー界の財産である。その価値を未来につなぐためには、精神論や美談だけで現場の負担を押し付け続けるべきではない。時代の変化に合わせ、ルールや制度を柔軟に見直す姿勢こそが求められている。
大会スポンサーへの配慮を前提としながら、地元企業との連携を認めるなど現実的な仕組みを整えることは、高校サッカーの理念を損なうものではなく、むしろ守るための選択である。持続可能な大会運営に向けた建設的な議論が、今こそ必要である。
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