FC東京は12月21日、2024シーズン限りでアルビレックス新潟の監督を退任した松橋力蔵氏の招へいを公式発表。監督人事などを巡り様々な意見が飛び交うなか、同クラブ所属MF東慶悟に対する誹謗中傷メッセージが。元日本代表MF清武弘嗣を獲得した大分トリニータへの復帰を求める声も挙がっている。
2024シーズンのJ1リーグを7位で終えたFC東京だが、7月20日のJ1第24節・鹿島アントラーズ戦から8月31日の第29節サンフレッチェ広島戦まで2分4敗と夏場に苦戦。再び無冠という結果に終わっただけに、今もなおファン・サポーターから強化部やフロントに対する不満の声が。11月9日開催のJ1第36節・町田ゼルビア戦で敗れた後、Xで「東京最弱」がトレンド入りしたことは記憶に新しい。
それだけに、松橋監督の就任をアナウンスするFC東京公式Xアカウントの投稿には、強化部に対する批判コメントが殺到しているが、チーム編成に不満を抱えるSNSユーザーからは「東慶悟クビにしろよ。それができないならプロの監督として失格」「東慶悟を戦力外通告するだけで名監督になれるよ」などと、背番号「10」を標的とした心無いメッセージも寄せられている。
一方、東の古巣である大分は、21日に清武の復帰を公式発表。セレッソ大阪、サガン鳥栖を退団したスター選手の帰還に、大分サポーターから歓喜の声が挙がっているが、一部からは「東慶悟あたりが帰ってきたら、あの頃のトリニータ」「大分さん、東慶悟はいりませんか?」などと、大分復帰論も湧き起こっている。
現在34歳の東は、大分、大宮アルディージャを経て、2013年から10シーズン以上にわたりFC東京でプレー。2018シーズン終了後にMF梶山陽平から背番号「10」を引き継ぐなど、チームの中心選手として期待される一方、マッチアップする相手選手のユニフォームを思い切り引っ張るなど、一部のラフプレーでも話題に。2021年には「コロナ禍で8人より多い人数での会食」に参加していたとして、クラブから処分を受けていた。
2024シーズンはコンディション不良により、リーグ戦で9試合のスタメン出場に終わった東。直近2,3年間のパフォーマンスに不満を抱くファン・サポーターが一定数存在するとはいえ、いかなる理由でも誹謗中傷は許されない。
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