クリスタル・パレス所属MF鎌田大地は、9月28日のプレミアリーグ第6節エバートン戦で自らのミスから失点。直近数試合にわたり低調なパフォーマンスが続いているだけに、今後FIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で日本代表に招集されない可能性も考えられる。
2024年夏にセリエAのラツィオを退団し、パレスにフリー移籍した鎌田。アイントラハト・フランクフルト時代の恩師であるオリバー・グラスナー監督との再会により、新天地での活躍が期待されていた。
8月18日のプレミアリーグ開幕戦でスタメン出場し、現地メディア『ロンドン・ワールド』から「日本人選手に期待が持てる」などと評価された鎌田。ただカップ戦では1ゴール2アシストと結果を残すも、プレミアリーグではいまだにノーゴール。ボランチでの起用が続くなか、エバートン戦では先制点を演出した一方で、自身のパスをカットされた直後に失点している。
それだけに、パレスの専門サイト『We are Palace』は「鎌田はボランチでプレーするだけのクオリティーを備えていない。プレミアリーグの激しさに適応できない」などとバッサリ。現地のサポーターからも「プレミアリーグでプレーするだけの実力はない」などと厳しい意見が飛んでいるという。
鎌田の低調とともに、チームも開幕から3分3敗といまだに白星がなく、2部降格圏の18位に低迷。現地ではグラスナー監督解任を求める声も挙がるなど、指揮官の進退問題に発展している。
クラブが監督交代に踏み切るとなれば、グラスナーのもとで重宝されている鎌田のスタメン剥奪、序列低下は必至。ラツィオ在籍時の2023/24シーズン、マウリツィオ・サッリ元監督のもとで控え要員に甘んじていた時期に代表戦から遠ざかっていただけに、今後のパレスの成績や自身のパフォーマンス次第では、11月以降の最終予選でメンバー外となるかもしれない。
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