
横浜F・マリノスは今月29日に行われた明治安田J1リーグ第21節で、東京ヴェルディに1-2と敗北。試合後、日産スタジアムのホームゴール裏から湧き起こったブーイングを巡り、議論が白熱している。
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準優勝の一方、リーグ戦で2桁順位と過密日程の影響もあり勝ち点を伸ばせていない横浜FM。東京V戦では前半11分に先制ゴールを許すと、同22分にはDF上島拓巳がオウンゴール。前半終了間際にFW宮市亮のゴールで1点差に詰め寄ったものの、後半途中出場のFWエウベルやFW植中朝日らがゴールを奪えず。試合終了後、横浜FMの選手たちがゴール裏のサポーターに向けて挨拶する際、スタジアムは大ブーイングに包まれた。
このブーイングに否定的な見解を示したのは、横浜を拠点に活動する中高生女子サッカークラブ「LINDA SMILES(リンダ・スマイルス)」の久保田大介氏だ。日産スタジアムで観戦していたという同氏は試合後、Xで「後半の戦いぶりは何としてでもゴールをもぎ取ろうという気迫が伝わってきてたけど、それでもあそこまで剥き出しのブーイングしちゃうのか。何だかとてもモヤモヤする。正直、違和感しかなかった」と自身の心境を吐露。
「頭を下げる選手たちに大ブーイングしたり罵声を浴びせたり、サポーターってそんなに偉いんだろうか。サポーターに限らず、人が頭を下げてるときや弱ってるときにさらに攻撃的になる人を、僕は絶対に信用しない」「プロは結果が全てなんて大きな間違いだぞ」などと、ブーイングに対する不満をあらわにしている。
この久保田氏の投稿に対しては、「気持ちよく分かる」「ブーイングは選手や応援する観客に何も良いことはない」「負けた時こそ、拍手で後押しすべきだ」などと賛成意見が寄せられる一方で、「ブーイングに値する出来だったと思う」「観戦していた人と応援していた人との違い」といった声も。「アマチュアとプロの違いなのでは?」という指摘も見受けられる。
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