「日本代表の熱量足りない」と選手が指摘。城彰二「昔は愛情あったが…」

　今年6月にFIFAワールドカップ北中米大会アジア2次予選を控えている森保ジャパン。U23日本代表のAFC U23アジアカップ優勝やパリ五輪出場決定が話題を呼ぶ中、城彰二氏が代表チームを取り巻く環境で比較論を展開。メディアと選手の関係の変化について持論を展開したほか、一部選手の声も紹介している。

　城氏は今月14日に自身のYouTubeチャンネル「JOチャンネル」を更新。「選手、ファン・サポーター、メディアの関係」というテーマのもと自身の意見を発信。話題が日本代表選手に対するファン・サポーター、メディアの接し方に及ぶと、「『今の日本代表はなかなか熱量が足りない』とか、色々なことが選手の中から出てきている。メディアも熱量がない」と、現在の日本代表を取り巻く環境に言及。自身が代表の一員としてプレーしていた時の環境について、以下のように語っている。

　「昔、俺たちの時代は熱量が凄かった。（メディアやサポーターから）俺たちはものすごいことをされたり書かれたりしたけど、メディアもサポーターも愛情があった。結果を残したら大々的に報道するよ、書くよと。その代わり全然ダメだったら、もうボロクソ叩くぞとメディアの人たちから言われた。今は多分、そういう環境じゃない」

　つづけて同氏は選手・関係者のコメントに関する報道内容にも言及。「俺たちの時代からあったこと」として「こういうつもりで言っているのに、伝わり方が全然違うということはあったし、書いた記者に対して直接『ふざけるなよ。俺はこういう意味で言っていないだろ。お前には喋らないからな』とか言っていた。メディアの人もヤバいなと思ったから、ちゃんと書くようになった」と述べている。