ドイツ2部ニュルンベルク所属MF奥抜侃志は、来年1月1日開催の国際親善試合タイ戦に臨む日本代表メンバーに選出。AFCアジアカップ出場も期待される中、ドイツ国内では移籍の可能性が取りざたされている。
現在24歳の奥抜は、昨年夏に大宮アルディージャからグールニク・ザブジェへレンタル移籍すると、2022/23シーズンのポーランド1部リーグ26試合出場で4ゴールと活躍。スコットランド1部ハーツをはじめ複数クラブからの関心が報じられる中、今年6月に大宮からニュルンベルクへ完全移籍した。
そしてニュルンベルク加入1年目の今季も、ここまでドイツ2部リーグ全16試合スタメン出場で3ゴール1アシスト。左ウイングでレギュラーを掴むと、今年10月に初めて日本代表に招集されている。
奥抜の去就を巡っては、英メディア『スカイスポーツ』は先月に「セルティックはすでにニュルンベルク戦数試合にスカウト陣を派遣。ただ奥抜に関心を寄せているのはセルティックだけではない。他クラブのスカウトが、彼のトレーニングを視察している」とリポート。ニュルンベルク移籍からわずか数カ月しか経っていないものの、すでに争奪戦の様相を呈している。
そんな中、ドイツ誌『ビルト』は今月13日にニュルンベルクの現有戦力を特集。「エリック・ウェケッサー、奥抜、ナサニエル・ブラウン、ティム・ハンドワーカーと左ウイングで人員過多」と、来年1月の移籍ウィンドウで一部選手の放出を推奨。奥抜については残留が基本線とみられているが、高額な移籍金を伴うオファーが届いた場合には、放出に応じる可能性も考えられる。
J2リーグの舞台でプレーしていた時から、わずか1年半で日本代表入りを果たした奥抜。ドイツ2部の舞台でも本来のパフォーマンスを発揮しているだけに、さらなるステップアップが期待される。
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