清水エスパルスは今月12日に行われた明治安田生命J2リーグ最終節で水戸ホーリーホックに引き分け、J1自動昇格を逃した。そんな中、清水元監督のゼ・リカルド氏が再びフリーに。ブラジル1部クルゼイロの監督を解任されている。
ゼ・リカルド氏は昨年6月、当時ブラジル2部だったヴァスコ・ダ・ガマの指揮官を辞任して清水の監督に就任。MFヤゴ・ピカチュウやMF乾貴士と即戦力の加入にもかかわらず、来日1年目の2022シーズンにJ2降格という結果に終わると、今季もJ2開幕戦から4月1日のヴァンフォーレ甲府戦まで5分2敗。スタートダッシュに失敗し、甲府戦の2日後に監督を解任されると、今年6月にブラジルへ帰国していた。
帰国後も海外再挑戦の可能性が報じられたゼ・リカルド氏だが、今年9月6日にクルゼイロの指揮官に就任。しかしクルゼイロは同監督のもとで3勝2分5敗と勝ち点を伸ばせず、残留争いを展開。今月11日のコリチーバ戦でも敗れて3連敗となり、2部降格圏の17位に沈んでいる。
リーグ戦残り6試合となる中、クルゼイロは今月12日にゼ・リカルド監督の解任を公式発表。両者の契約期間は今季終了後までと、元々から短期契約だったが、成績不振によりシーズン途中での契約解除となっている。
なおブラジル1部リーグは、12月上旬に全日程終了の予定となっている。今月12日にJ2リーグ最終節全試合が行われただけに、ゼ・リカルド氏をはじめJリーグ挑戦経験を持つ指揮官の去就にも注目が集まる。
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