元新潟MF本間至恩、ベルギー1部で今季初出場？代理人「クラブNXTで落胆」

　元アルビレックス新潟所属選手のMF本間至恩は、クラブ・ブルッヘのセカンドチームであるクラブNXTの主力選手として活躍。トップチームでの出場機会がほとんどないまま退団の可能性も報じられているが、12日開催のベルギー1部リーグ戦でアピールのチャンスを得るかもしれない。

　本間は昨年7月に新潟からクラブNXTへ完全移籍。2022/23シーズンのベルギー2部リーグ戦で4ゴール4アシストと結果を残すと、今年5月28日に行われたベルギー1部プレーオフのKRCヘンク戦でトップチームデビュー。6月4日のユニオンSG戦で1ゴール1アシストと逆転勝利に大きく貢献していた。

　昨季終盤戦での活躍が評価され、今季開幕前にトップチームのトレーニングに帯同した本間。しかし今季ここまでトップチームではUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ（UECL）2試合で途中出場したのみ。ベルギー1部リーグ戦で全試合メンバー外である一方、クラブNXTの主力選手として2部リーグで結果を残している。

　それでもトップチームのロニー・デイラ監督は、12日のサークル・ブルッヘ戦で今季初めて本間を招集。ベルギー1部リーグ戦でのメンバー入りに、日本からは「ついにリーグ戦メンバー入り！」「是非使ってほしい」と、同選手の出場を願う声が上がっている。

　ただ一方で、本間は10日の2部リーグ戦で前半45分間プレー。中2日と間隔が詰まっているだけに、同選手のコンディションを気にするファン・サポーターも見られる。

　なおベルギー紙『Het Nieuwsblad』によると、本間の代理人や関係者は「本間はとても落胆している。もっとトップチームでプレーしたいと思っている。彼の目標はトップチームでレギュラーを掴み、国際舞台でも活躍することだ」と不満を漏らしている模様。

　ベルギー紙『Le Soir』は今月はじめに「デイラ監督は、本間という究極のジョーカーを無視している」として「彼は無名の選手でこのクラブでのキャリアを終える可能性がある。一発屋として、クラブの歴史に名を残すかもしれない」と退団の可能性を伝えていた。