プレミアリーグ リバプール

2018年のリバプールからうかがい知れる5つのこと

プレミアリーグを首位で折り返し、約30年ぶりとなるプレミアリーグの頂に届きそうなリバプール。今回はそのリバプールの2018念を振り返り、見えてきた5つのことをご紹介する。


サラーは1年だけの確変じゃない

サラーのリバプールでの1シーズン目はまさに魔法のような活躍だった。ただ、その活躍は称賛されると同時に、翌シーズンも維持できるのかという疑問を生み出した。今シーズンのスタートダッシュに失敗したサラーは、早くもそういった意見の渦に飲み込まれた。しかし、前半戦を終えてみれば、公式戦15ゴールとそん色ない活躍を見せている。

最後の彩の部分だけでなく、攻撃における構造のキーマンになった今シーズンも、ゴール数を伸ばし続けていることは驚異的だ。肩の負傷も完全に癒えたサラーなら、後半戦も15ゴールを奪えるだろう。


クロップは守備面の改善にも長けている

リバプールは昨シーズンの前半戦だけで23ゴールを許している。マンチェスター・シティが12、マンチェスター・ユナイテッドが14、チェルシーが14、バーンリーが15だったことを考えると、決して少ないとは言えない数字だ。当時のユルゲン・クロップ監督は攻撃面は改善できても、守備面は難しいと評されることも多かった。

しかし、それが間違いだったことを彼は証明した。今シーズンのリバプールは前半の19試合で7失点と世界で見ても最高クラスの守備力を誇っている。ペースで言えば、2004/2005シーズンにチェルシーが記録したシーズン15失点を上回る。もちろんフィルジル・ファン・ダイクとアリソン・ベッカーの存在は大きい。ただ、クロップが彼らが来る前からディフェンスの構造を改善していたことも大きく影響している。


真に必要な選手には多額の資金を投じる

リバプールはファン・ダイクとアリソンを獲得するために、移籍金の世界記録を更新した。これは、クロップにリバプールに加入した際と現在で心境や考え方にに変化があったということの証明だ。

「私が大金を使える立場にあったとしても、違う方法を取るだろう」

これはクロップがリバプールの監督に就任した際に残した言葉だ。

「2年半前からここまで世界が変わると思わなかった」

これはアリソンの獲得時にクロップが残した言葉だ。


明るい未来

リバプールのサポーターがここまでの戦いぶりを見て、満足しているかどうかはわからないが、未来が明るいということは実感しているだろう。チームの軸となる選手の多くが一般的にピークと呼ばれる年齢に達しておらず、スタメンの30代はジェイムズ・ミルナーだけだ。ジョー・ゴメスやトレント・アレクサンダー=アーノルドといった若手も、他の若手に比べてしっかりと経験を積むことができている。少なくとも、今後数シーズンはエキサイティングなシーズンを過ごすことができるだろう。


タイトルは獲れる

2015/2016シーズンまで、7シーズンでチャンピオンズリーグ(CL)出場がわずかに1回だったリバプール。相次ぐ主力の放出に補強の失敗など、苦しいシーズンを乗り越えてきた。それが現在では、あのシティを抑えてプレミアリーグの首位に立っている。21節を終えて4ポイント差だ。もちろんサッカーに何が起こるかはわからない。2014年のような悲劇が彼らを襲うかもしれない。ただ、現在のプレミアリーグのレベルを考えても、彼らがこの位置にいることは、数年前では考えられないだろう。優勝が手に届くところに転がっている。