ラ・リーガ セビージャ

リーガ会長が国王杯決勝について明言「国歌がブーイングされたら中止も辞さない」

 スペインプロリーグ機構(LFP)のハビエル・テバス会長は、もし仮にコパ・デル・レイの決勝でスペイン国歌がブーイングされた場合は中止を辞さない構えである事を明かした。5日にスペイン『マルカ』が報じた。

 今年のスペイン国王杯コパ・デル・レイの決勝カードはセビージャ対バルセロナとなった。日本時間今月22日午前4時30分にアトレティコ・マドリードの本拠地であるワンダ・メトロポリターノにてキックオフ予定となっている。

 ただ、バルセロナが決勝に進んだことにより1つ懸念されている事がある。それは、決勝に先立って流れる国歌がブーイングによりかき消されるのではないか、という事である。実際に、過去行われた決勝戦ではカタルーニャ州の独立を求めるバルセロナのファンがスペイン中央政府への抗議として国歌演奏中にブーイングにより聞こえにくくするという行動に出ている(ちなみに、事後クラブは罰金を支払っている)。

 そんな背景から、LFPの会長を務めるハビエル・テバス氏は以下のように話し、もし仮に今年の決勝で国歌がブーイングされた場合は試合の中止も考えているという事を明かした。

「私は試合を中止する事ができる権利を得ることができるようルールを改正するつもりだ。国王杯はリーガ・エスパニョーラではないから今はその権限がない。もし仮に国歌がブーイングされた場合は試合を中止すべきだ。国歌が侮辱されているのにもかかわらず黙っているという事はできない。スペインサッカーのイメージ低下に繋がりかねないからだ」