セリエA ミラン

ミラン指揮官ガットゥーゾが守護神ドンナルンマの移籍騒動について言及「問題はない」

 ミラン指揮官ジェンナーロ・ガットゥーゾが、移籍の話題が絶えないGKジャンルイジ・ドンナルンマについて言及している。12日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が同監督のコメントを伝えた。

 今夏、ミランとの契約を2021年まで延長したドンナルンマだが、未だ将来は不透明となっている。同選手の代理人を務めるミノ・ライオラ氏が、クラブと今後について話し合いを持ったと報じられ移籍の噂が再燃。メディアを始め、ファンのSNSなど様々なところで話題を呼ぶこととなった。

 そんな中、ガットゥーゾ監督はドンナルンマの移籍騒動について「もし問題があるなら(マルコ)ファッソーネと(マッシミリアーノ)ミラベッリが対処するだろう」と、クラブのCEOとスポーツ・ディレクターが動くとし「ドンナルンマとの間に一切の問題はない」と言い切った。

 さらにガットゥーゾ監督は「私には、結果が出ないときには怒りを露わにするように、何事もない一人の青年のように映っているけどね。ベネベント戦(終盤に追いつかれドローとなった試合)の後もとても悲しんでいたよ」と、ドンナルンマ自身がミランでの試合に集中していることを挙げ、騒動の火消しに動いている。

 移籍か残留かは定かではないが、噂話が拡大すればするほど、ドンナルンマのパフォーマンスに影響しかねないだろう。ガットゥーゾ監督のチームマネジメント力が試合とは関係のないところでも試されそうだ。