Jリーグ 川崎フロンターレ

ルヴァンカップ決勝はセレッソに軍配。杉本健勇の先制点を守り抜き初の3大タイトル獲得

 2017JリーグYBCルヴァンカップ決勝セレッソ大阪 対 川崎フランターレが4日に行われた。

 J1リーグにおいて川崎、C大阪の両クラブにとって初のタイトルを賭けて行われたこの試合。試合前から白熱した試合展開が予想されていた。

 試合は開始早々に動きを見せる。川崎DFのミスをFW杉本健勇が逃さず、川崎GKチョン・ソンリョンと1対1。これを冷静に右足でコントロールシュートを放ち、ゴール右隅に吸い込まれた。セレッソが先制に成功する。

しかし、その後主導権を握ったのは川崎だった。ポゼッションを高め、厚みのある攻撃を見せ17分、スルーパスに反応したエウシーニョがシュートを放つもセレッソGKキム・ジンヒョンに阻まれてしまう。その後、攻撃を繰り返した川崎だったが追いつくことはできず、ハーフタイムを迎えた。

 迎えた後半、早く追いつきたい川崎は48分、エウシーニョのマイナス気味のグラウンダークロスに小林悠が合わせるもセレッソGKキム・ジンヒョンに難なくキャッチされてしまう。60分には右サイドからのクロスに小林が今度はバイシクルで合わせるも、枠を捉えることは出来なかった。

試合は膠着状態を保った終盤戦へ。同点弾を奪いたい川崎だったが、92分にカウンターからセレッソMFソウザが追加点。試合を決定づけた。試合はそのまま終了し、2-0でセレッソが川崎を下している。

 セレッソは初にルヴァンカップ優勝とともに、初の3大タイトル獲得となった。敗れた川崎は4度目となるカップ戦の決勝だったが、またもタイトルを逃している。