かつて横浜F・マリノスやスコットランド1部セルティックを率いていたアンジェ・ポステコグルー監督のもと、プレミアリーグ(イングランド1部)首位を走るトッテナム・ホットスパー。今年1月にもFW古橋亨梧(セルティック)やMF三笘薫(ブライトン)など、複数の日本人選手獲得に動く可能性が報じられている。
昨季のプレミアリーグで8位に終わったトッテナムは、セルティックでリーグ連覇を成し遂げたポステコグルーを招へいすると、MFジェームズ・マディソンをはじめ複数の即戦力を獲得。絶対的ストライカーとして活躍していたFWハリー・ケインがバイエルン・ミュンヘンへ完全移籍したとはいえ、開幕から9試合を戦って7勝2分。2位マンチェスター・シティに勝ち点2差をつけて、首位を走っている。
ポステコグルーが新天地で早くも成功を収める中、米誌『フォーブス』は来年1月の補強を特集。「一部のライバルクラブと比較して、選手層が薄い」と指摘した上で、中盤の獲得候補にMF旗手怜央(セルティック)とMFマット・オライリー(セルティック)を指名。
旗手について「彼はセルティックでポステコグルーのもと成長を遂げた選手だ。技術面で優れているだけでなく、トップレベルでプレー可能なフィジカルも備えている。キャリアの次のステップに向けて準備ができている」としている。
また同誌は「ケインがバイエルンに売却された後、トッテナムは代役を確保しなかった。これはポステコグルーが1月に新たなアタッカーの獲得を推し進める可能性があることを意味する」と、前線の補強も予想。
古橋や三笘、それにFW上田綺世(フェイエノールト)のライバルであるFWサンティアゴ・ヒメネスが候補に挙げると、古橋について「ポステコグルーのもとで働いていた古橋は、監督のアプローチに応えるような機動力がある。流動的なフロントマンとしてトッテナムに多くのものを与える可能性がある」と称賛。
今月20日にブライトンと契約延長した三笘については「彼はポステコグルーから公に称賛されており、トッテナムを確実に強化する存在になるだろう。しかし、ブライトンが多額の移籍金を要求するのは確実だ。そうなると、トッテナムは1月に獲得できない可能性がある」と、マネーゲームで他クラブとの争奪戦に敗れる可能性を指摘している。
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