日本代表DF板倉滉は、セリエA(イタリア1部)ナポリへ移籍しない模様。サウジアラビア国内クラブからの巨額オファーも拒否して、ボルシア・メンヒェングラートバッハ(ボルシアMG)残留がほぼ確実と報じられている。
板倉がナポリへ移籍する可能性については、イタリアメディア『Sportcampania』が今月3日に「ナポリはボルシアMGに2000万ユーロ(約31億5000万円)のオファーを提示した。ナポリはキム・ミンジェ売却でバイエルン・ミュンヘンへから回収する金額のすべてを、ひとりの選手だけに投資するつもりはない。2000万ユーロから動くことはない」と報じていた。
またナポリの専門サイト『トゥット・ナポリ』は今月8日、サウジアラビア1部アル・ナスルが板倉の獲得に動いていたとした上で、同選手の代理人のコメントを紹介。これによると、代理人は「アル・ナスルのオファーが届いている。ただナポリからもオファーが届いており、板倉はナポリとの契約に近づいている」と、アル・ナスル移籍を拒否したという。
そんな中、英メディア『スカイスポーツ』ドイツ版の報道によると、板倉はサウジアラビア1部アル・ヒラルから届いた年俸1200万ユーロ(約19億円)を拒否。またナポリの専門サイト『area napoli』は「彼はナポリのオファーも拒否した。ナポリはキム・ミンジェの後釜候補を新たに探す必要がある」と伝えている。
板倉は昨年7月、マンチェスター・シティからボルシアMGへ移籍金500万ユーロ(当時約7億円)により完全移籍。昨年9月からカタールW杯開幕直前まで負傷離脱も、シーズン後半戦はリーグ戦ほぼ全試合で先発出場。チームの中心選手として活躍して、ボルシアMGでの1年目を終えている。
なおサウジアラビア移籍の可能性が報じられた日本人選手では、レアル・ソシエダ所属MF久保建英がアル・ヒラルからの4年総額250億円オファーを拒否。セルティック所属MF旗手怜央や現在フリーのMF鎌田大地についても、サウジアラビア移籍に興味がないと報じられている。
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