
サンフレッチェ広島は4日、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)ラウンド16第1戦で、マレーシア1部のジョホール・ダルル・タクジムFCに1-3で敗北。11日に第2戦を控えるなか、バルトシュ・ガウル監督がジョホール所属一部選手への処分内容に不満を抱いている。
今回の対戦を巡っては、ジョホール所属選手の国籍取得問題が大きな話題となっている。マレーシア代表資格を巡り「偽造書類による帰化」の疑いが持たれていた7選手について、スポーツ仲裁裁判所(CAS)が出場停止処分を科す判断を下した。ただし処分内容は当初より軽減され、「公式戦出場停止」とされた一方でクラブでのトレーニングは認められている。
さらに、この判断に至る過程では暫定的な仮処分もあり、対象選手の一部は公式戦出場が可能な期間が存在した。そのため、処分対象の一人とされるジョアン・フィゲイレドは広島との第1戦にも出場。結果としてJDTの勝利に貢献していた。
第2戦の前日会見で、この問題について質問を受けたガウル監督は、複雑な心境を率直に語った。「この質問が来ることは分かっていた。私にとって少し感情的な問題でもある。ただ、それは私たちが影響できる部分ではない」と前置きしたうえで、処分の内容に疑問を呈した。
「もしルール違反があったのなら、明確な決定が下されるべきだと思う。今回の判断は私にとっては明確ではない。私には理解できない」
処分の曖昧さに言及しつつも、指揮官は問題に過度に焦点を当てる姿勢は見せなかった。広島が取るべき道はあくまでピッチ上での結果だと強調する。
「私たちにとって重要なのはどう試合に勝つかだ。そこだけが私たちのコントロールできる部分。勝つことができれば、それが最良の答えになる」
CASの裁定は遡及適用とはならず、第1戦の結果は有効とされた。これにより広島は2点ビハインドの状況で第2戦に臨むことになる。判定を巡る議論が残る中、広島に求められるのはピッチでの逆転劇だ。ガウル監督は「私たちの焦点は試合にある」と繰り返し、チームはあくまで勝利だけを見据えて重要な一戦に向かう。
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