韓国1部・光州FCは10月1日開催のAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)第2節で、川崎フロンターレに1-0で勝利。開幕節の横浜F・マリノス戦につづき、Jクラブ相手に連勝を飾っただけに、韓国国内では光州FCの戦いを評価する声が挙がっているが、ピッチコンディションの悪さもクローズアップされている。
韓国メディア『フットボリスト』は試合後に「芝の問題?光州FCに言い訳はない。Jクラブ相手に連勝で東アジア1位に」という見出しのもと、ACLEにおける光州FCの戦いぶりを分析。
同クラブの下馬評を「アジアの舞台における経験不足、韓国1部リーグでの快進撃もとまった」と伝えた上で、「ホームスタジアムのピッチコンディションが悪すぎる。ただ、こうした悪条件は関係なかった。Jクラブ相手に自分たちのスタイルで勝利をつかんだ。ACLE第2節はまだ全試合終わっていないものの、光州FCが東アジア首位に立つ可能性が高い」と評価。韓国国内で大きな問題となっている劣悪なプレー環境を一蹴したとの見解を示している。
ただ韓国で以前から問題視されているピッチコンディションの悪さについては、同国内でプレーする複数の選手が批判を展開している。
現地メディア『コリア・フットボールニュース』によると、マンチェスター・ユナイテッドなど欧州複数クラブを渡り歩き、2024シーズンからFCソウルでプレーしている元イングランド代表MFジェシー・リンガードは、「プレミアリーグでは、パスが足元にきちんと届くかどうか心配する必要はない。だが韓国では、そのことについて気を遣う必要がある。良いサッカーをするためには、良好なピッチコンディションが必要不可欠だ」とコメント。
2024年夏にジュビロ磐田から大田ハナシチズンへ復帰したFW石田雅俊は、芝の状態の悪さがプレーに及ぼす影響を、以下のように訴えている。
「韓国のスタジアムはピッチコンディションが良くないから、まわりが見えない。ボールタッチ、ボールコントロールに気を遣う必要があるし、ミスすることもある。日本のスタジアムは芝の状態が良い。プレー環境は、韓国1部リーグよりもJ3リーグの方がずっと良いくらいだ。初めて韓国に来た時は問題なかったけど、最近は酷くなっている。プレーに影響が出るのは致し方ない」
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