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デビュー前から…伊藤敦樹の特徴をヘント同僚見抜く!日本代表招集待望論も

伊藤敦樹 写真:Getty Images

 浦和レッズからKAAヘントへ完全移籍の日本代表MF伊藤敦樹は、8月28日に行われたUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)プレーオフ2ndレグのパルチザン戦でデビュー。戦前から、一部のチームメイトが同選手のクオリティーを称えている。

 伊藤は2021年に浦和のトップチームへ加入すると、プロ1年目から主力選手として活躍。2023シーズンのJリーグベストイレブン受賞、2023年6月の日本代表デビューなど実績を積み重ねると、2024年8月に海外挑戦。ヘントと4年契約を結んでいる。

 同選手は8月21日開催のUECLプレーオフ1stレグで、加入後初めてベンチ入りも出番なし。しかし、2ndレグでは0-0で迎えた79分からプレー。チームは88分に決勝ゴールを奪うと、2試合合計2-0でパルチザンを下し、UECL本大会出場権を獲得している。

 デビュー戦でゴールを奪えなかった伊藤だが、すでにチームメイトから信頼を寄せられている模様。ベルギーメディア『Het nieuwsblad』が8月21日に伝えたところによると、セルビア代表FWステファン・ミトロヴィッチは伊藤について「彼はフィットしているし、フィジカル面でそれなりに準備ができている。彼のプレーを見れば分かるが、ボールを持つことに慣れているね」と語るなど、プレースタイルを把握していた。

 欧州でのさらなるレベルアップとともに、日本代表復帰も目指している伊藤。9月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選(対中国、バーレーン)での招集を期待する声も挙がっている。