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モナコ南野拓実は不完全燃焼「僕にとってW杯は…」日本代表復帰期待も

南野拓実 写真:Getty Images

 リーグアン(フランス1部)ASモナコ所属の日本代表MF南野拓実は、FIFAワールドカップ・カタール大会で出場機会が限られたほか、クロアチア戦でPK失敗。アドルフ・ヒュッター監督のもとで完全復活を遂げた今、カタールW杯での苦い思い出を振り返っている。

 南野は昨年夏にリバプールからモナコへ完全移籍も、フィリップ・クレマン前監督のもとでフィジカル面を重視するスタイルにフィットできず、スタメンでの出場機会に恵まれなかった。

 また森保ジャパンでもMF鎌田大地にトップ下のポジションを明け渡すと、カタールW杯本大会では3試合で途中出場。クロアチア戦のPK戦では一人目のキッカーを務めたが失敗。MF三笘薫、DF吉田麻也も決められず、日本代表はベスト8入りを逃した。

 W杯を終えてから一度も日本代表に招集されていない南野だが、オーストリア1部レッドブル・ザルツブルク時代の恩師であるヒュッター監督との再会がターニングポイントに。昨季とは一変、今季ここまでリーグ戦2試合で2ゴール2アシストと、主力選手として活躍。森保ジャパン復帰が期待される中、本人はクラブ公式インタビューで以下のようなコメントを残している。

 「日本代表は昨年のワールドカップで好成績を残しましたが、僕自身あまりプレーできなかったですし、クロアチア戦ではPKを外してしまいました。なので、W杯は僕にとって良い時間ではなかったと認めざるを得ないですね」

 カタールW杯での不発に悔しさを滲ませた南野。モナコで本来の姿を取り戻しただけに、来月に控えるドイツ代表との再戦でピッチに立つか注目が集まる。