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モナコ南野拓実「日本代表のスターではない」日本人選手の活躍喜ぶも…

南野拓実 写真:Getty Images

 ASモナコ所属の日本代表MF南野拓実は、アドルフ・ヒュッター監督のもとで完全復活。今季のリーグアン(フランス1部)開幕から主力選手として活躍する中、スタッド・ランス所属FW伊東純也ら日本人選手との対決について、自身の思いを述べた。

 同選手は昨季、フィリップ・クレマン前監督のもとでフィジカル面を重視するスタイルにフィットできず苦戦していたが、先月のヒュッター監督就任で立場が一変。開幕前の練習試合からシャドウ(前線1トップの背後)のポジションで先発起用されると、13日のリーグアン開幕節クレルモン・フット戦では先発出場して1アシストをマーク。そして20日に行われたストラスブール戦では、2ゴール1アシストとチームの勝利に大きく貢献している。

 リーグアンの舞台では、昨季に伊東が結果を残したほか、FWオナイウ阿道がトゥールーズFCに在籍。今月にはFW中村敬斗がランスに加入し、伊東のチームメイトになった。日本国内で日本人選手の活躍が期待される中、南野はクラブ公式インタビューで以下のようなコメントを残している。

 「日本人選手がヨーロッパでプレーするのを見るのはいつも嬉しいですね。リーグアンは欧州主要リーグのひとつですし、日本人選手との対戦はいつも特別ですね」

 「日本のみなさんは、僕のことを少しは知っていますし、僕がサッカー選手であることも知っています。それは良いことなんですけど、僕はあまりその点にフォーカスしていないですね。自分自身を日本代表のスターとは思っていません」

 オーストリア1部レッドブル・ザルツブルク時代の恩師のもとで完全復活を遂げた南野。「今シーズンこそ自分自身の実力を発揮できると思っています。僕は自分自身のパフォーマンスに集中していますし、不満を言うのはあまり好きではありません」と、今後への意気込みも語った。