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FC東京フェリッピ「同僚全員がポルトガル移籍可能」Jリーグのレベルに驚愕

ルイス・フェリッピ 写真:Getty Images

 FC東京所属のブラジル人FWルイス・フェリッピ(28)が、プリメイラリーガ(ポルトガル1部)と明治安田生命J1リーグを比較。Jリーグのレベルの高さに驚くとともに、日本人選手の海外挑戦に言及した。18日、ポルトガルメディア『Bola na Rede』が伝えている。

 ポルトガル国内では現在、スポルティングCP所属の日本代表MF守田英正(27)やジル・ビセンテ所属のMF藤本寛也(23)、ポルティモネンセ所属の日本代表GK中村航輔(27)などがプレー。今年6月には元日本代表DF小川諒也がFC東京からヴィトーリアSCへレンタル移籍したほか、FW田川亨介もFC東京からのレンタル移籍によりCDサンタ・クララに所属している。

 そんな中、フェリッピはJリーグのレベルについて「日本人選手のクオリティの高さには、とても驚かされたね。ヨーロッパとアジアのレベルは違うし、UEFAチャンピオンズリーグという世界最高峰の大会があるから、ヨーロッパが世界の中心だと考えていた。でも、Jリーグにもクオリティの高いチームがたくさんあるね」と評価。

 そして日本人選手によるプリメイラリーガ挑戦が相次いでいる現状について「FC東京の場合だと、大体すべての選手がポルトガルでプレーできる。みんなポルトガルでプレーするだけの能力を持っているんだ」とチームメイトを称えている。

 「日本では海外挑戦をする選手が称賛される。故郷を離れて、日本でプレーする時よりもかなり低い年俸でポルトガルにやって来るんだ。彼らはヨーロッパでプレーするという夢に挑戦し、まわりから尊敬される。正直なところ、(スポルティングCPやポルトなど)ビッグクラブを除けば、Jリーグとポルトガルのリーグは同じレベルだと思うね」と海外挑戦をする日本人選手のメンタリティについて自身の見解を述べた。

 またJリーグとプリメイラリーガの違いを聞かれると「ポルトガルのサッカーは、日本よりも考えが深い。日本人選手は、どんな時でも可能な限りプレースピードを上げようとする。テクニックの面では違いを感じることがなくて驚いたよ」と語っている。

 なおフェリッピは湘南ベルマーレやギリシャ1部パナシナイコスなど複数クラブからの関心が伝えられる中、7月19日にスポルティングCPからFC東京へのレンタル移籍が正式決定。7月30日のJ1リーグ第23節・サンフレッチェ広島戦でデビューすると、8月以降も公式戦全試合でプレー。先発出場はわずか1試合だが、スーパーサブとして2ゴールを挙げている。