チェルシー、今夏セインツ加入の若手MFに約80億円のオファーを提示していた？

　チェルシーが、サウサンプトンに所属するU-21ベルギー代表MFロメオ・ラビア（18）の獲得を目指していたようだ。

　マンチェスター・シティ下部組織出身のラビアはトップチームデビューすることは叶わず、今夏にサウサンプトンへ移籍金1200万ポンド（約19億3000万円）で移籍。粘り強い速いハイプレスからのボール奪取と高水準のパス精度を兼ね備えた守備的で、移籍初年度の今季はここまでプレミアリーグ5試合に出場して1ゴールを記録していた。

　移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、サウサンプトンとの直接対決でゴールを許したラビア獲得に向けて、5000万ポンド（約80億6000万円）の口頭オファーを提示したという。マンチェスター・シティが4000万ポンド（約64億5000万円）の買い戻しオプションを保持するなかで、サウサンプトンはチェルシーからのオファーを拒否したようだ。

　なお、チェルシーは最終的にユベントスからスイス代表MFデニス・ザカリアを買い取りオプション付きのレンタルでユベントスから獲得。今夏にイングランド代表MFラヒーム・スターリングやU-21フランス代表DFウェズレイ・フォファナなど総額2億5000万ポンド（約403億4000万円）を投じる移籍市場となっていた。