Jリーグ 鹿島アントラーズ

鹿島エヴェラウドのオーバーヘッド弾に母国注目「プスカシュ賞候補に…」

エヴェラウド 写真:Getty Images

 鹿島アントラーズ所属のブラジル人FWエヴェラウド(31)は6日、明治安田生命J1リーグ第20節・セレッソ大阪戦でオーバーヘッドからゴールを奪っている。同選手のゴールに日本国内から驚きの声が上がる中、ブラジルメディア『グローボ』が「プスカシュ賞に値する」と絶賛した。

 エヴェラウドは今年3月、内転筋関連鼠径部痛の治療により一時帰国。5月22日にチームへ再合流したものの、レギュラーである日本代表FW上田綺世(23)やFW鈴木優磨(26)の前に出番が限られていた。

 しかし、今月1日に上田綺世がジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のサークル・ブルッヘへ完全移籍。エヴェラウドは2日の第19節・柏レイソル戦でPKから勝ち越しゴールを奪い、チームの勝利に大きく貢献していた。

 するとセレッソ大阪戦では66分からピッチに立つと、2-3で迎えた89分にペナルティエリア内左側からオーバーヘッドで狙ったシュートがポストを直撃してゴールマウスに。敗色濃厚の展開からチームを救った。

 この鮮やかなゴールには、ブラジルメディア『グローボ』が「プスカシュか?元シャペコエンセのエヴェラウドが日本でバイシクルキックからゴールを決めた」という見出しをうち、鹿島アントラーズ対セレッソ大阪の試合展開やエヴェラウドのゴールシーンを説明。

 その上で「(エヴェラウドのゴールシーンで)最も印象的だったのが、ボールが正しい方向を向き、ゴールキーパーの上を越え、ポストを叩きながらゴールに吸い込まれたことだ。2022年の最も美しいゴールのリストに確実に載るであろうゴールだ。プスカシュ賞の候補者はいるのだろうか?」と、プスカシュ賞に値するゴールだと主張している。

 エヴェラウドは負傷離脱の影響もあり、シーズン前半戦は出場機会に恵まれていなかった。しかし、上田綺世の鹿島アントラーズ退団直後に結果を残したことで、今後多くのチャンスが巡って来ることが予想される。