Jリーグ

【Jリーグ2022】4月に大活躍した11選手

氣田亮真(左)ピーター・ウタカ(中)半田陸(右)写真:Getty Images

毎月月初めに、前月の明治安田生命Jリーグで特に活躍した選手11名を取り上げてご紹介。2022年4月はJ1リーグから5名、J2リーグから4名、J3リーグから2名をピックアップした。

4月の全試合終了時点までのJ1では、全チームが10試合を消化。同条件で評価できる状態となった。鹿島アントラーズが首位に浮上、川崎フロンターレが2位、横浜F・マリノスが3位につけている。一方、湘南ベルマーレとヴィッセル神戸が出遅れたが、その他は非常に僅差だ。

同じくJ2では、全チームが13試合消化しており、先月と同じく横浜FCが勝ち点29で首位。勝ち点26のベガルタ仙台が2位、勝ち点23のアルビレックス新潟が3位。下位は2チームが特に苦しんでおり、21位のいわてグルージャ盛岡は4月の5戦全敗、最下位のFC琉球も3分2敗とこちらも未勝利。

J3では、6試合もしくは7試合消化の中、上位陣は非常に僅差。松本山雅が勝ち点16で首位、好調を続ける福島ユナイテッドが勝ち点15で2位、J3に昇格したばかりのいわきFCが勝ち点14で3位。4位の鹿児島ユナイテッド、5位のAC長野パルセイロも勝ち点14で並んでいる。


京都サンガ FWピーター・ウタカ 写真:Getty Images

GKヤクブ・スウォビク(J1・FC東京)

FC東京は4月の6試合で6得点しか奪えなかったにも関わらず、2勝1敗3分と五分以上の成績を残した。これは、わずか3失点しか許さなかった守備陣の貢献があってこそ。なかでも最後の砦として、ここまでリーグ戦全試合に出場しているヤクブ・スウォビクは見事の一言だ。被シュート数は少なくないが常に高い集中力を保ち、セーブ率はリーグトップの86%を記録。FWレアンドロの戦線復帰など攻撃陣への期待も高まるが、さらに上の順位にいくためにはこの守護神の大きな活躍は欠かせない。


FWピーター・ウタカ(J1・京都サンガ)

得点ランキングトップに立つ京都サンガのエース、ピーター・ウタカは4月も猛威を振るった。5試合で4得点。その間チームも3勝1分1敗と、勝ち点に繋がっている。結果もさることながら、38歳にして5試合全てにフル出場している点も素晴らしい。ゴールに向かうドリブル、1タッチシュートの上手さ、落ち着きをハイレベルで有するウタカは、どのチームにとっても脅威となるはずだ。


MF森島司(J1・サンフレッチェ広島)

開幕から5試合未勝利と出遅れたサンフレッチェ広島は、4月の5試合を3勝2分とし急激に順位を上げた。その立役者の1人が、背番号10を背負うアタッカー森島司であることに異論はないだろう。4月に3得点を挙げた得点力はもちろん、非凡なパスセンス、キックの質などを兼ね備え、観ていて楽しさを感じられる。リーグ戦だけでなくルヴァン杯でも出場を続けており、タフさが試されるシーズンとなりそうだ。

Previous
ページ 1 / 3

名前椎葉 洋平
趣味:サッカー観戦、読書、音楽鑑賞
好きなチーム:アビスパ福岡、Jリーグ全般、日本のサッカークラブ全般

福岡の地から日本サッカー界を少しでも盛り上げられるよう、真摯に精一杯頑張ります。

筆者記事一覧