ウクライナ・プレミアリーグ(ウクライナ1部)の強豪シャフタール・ドネツクを退団したブラジル人MFデンチーニョ(32)は母国復帰が噂される中、新天地の決定時期を明かした。8日、ブラジルメディア『timao』が伝えている。
デンチーニョはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のコリンチャンスでプロキャリアをスタートすると、2011年夏にコリンチャンスからシャフタールへ完全移籍。中盤センターやトップ下をはじめ複数ポジションで起用される中、ここ数シーズンは先発での出番を増やすことができなかった。そして今季も8月下旬からおよそ2カ月間にわたり負傷離脱すると、ウクライナ・プレミアリーグ第14節・コロス戦で復帰した2日後の先月9日に契約満了による退団が公式発表されていた。
そんなデンチーニョはすでにブラジルへ帰国しており、現在は家族との時間を過ごしている。また、同選手の妻が先月ブラジルメディアのインタビューに応じると「彼は(シャフタール・ドネツクとの)契約を終えたので、落ち着くことができたよ。彼はコリンチャンスのことを優先している。コリンチャンスを気に入っているけど、(自分自身の去就については)まだどうなるか分からないね」
「コリンチャンス以外でオファーを用意しているクラブがあるけど、彼にはブラジルにとどまってもらいたいよ。彼はどのクラブに行っても、コリンチャンスを好むだろうね」とコメントを残した。
その中、デンチーニョ本人は『timao』の取材に対して「今は休むことを優先しているよ。家族と楽しんだり、友達に会ったり、ポーカーをしたりしているね。とても大事なことだ。交渉は、代理人のジウベルト・シウバに任せているよ。 年末に彼と会って(新天地を)決めるつもりだ」とコメント。日韓W杯ブラジル代表の優勝メンバーであるジウベルト・シウバ氏とともに年内にも決断を下すことを明かした。
なお、デンチーニョの去就を巡っては、昨年12月にウクライナで人種差別に遭ったことから、Jリーグクラブ移籍の可能性が伝えられていたが、本人がフェイクニュースだとしてこの噂を否定している。
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