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J2新潟が声明「J1昇格の道は途絶えましたが…」アルベルト監督の去就は…

アルビレックス新潟

 明治安田生命J2リーグのアルビレックス新潟は4日、「アルビレックス新潟を支えてくださる皆様へ」と題した公式声明を発表した。

 アルビレックス新潟は今季、開幕から5連勝を飾るなど序盤は順調に勝ち点を積み重ねていた。しかし、東京五輪終了後は勝ちきれない試合が目立つなどシーズン序盤の勢いに陰りが見えると、今月3日開催のJ2リーグ第37節・ジュビロ磐田戦で0-1と敗戦。リーグ戦残り5試合で2位京都サンガとの勝ち点差が「16」まで広がったことにより、J1リーグ昇格への道が絶たれている。

 その中、株式会社アルビレックス新潟の中野幸夫代表取締役社長は「昨日に開催されました、2021明治安田生命J2リーグ第37節の結果により、今シーズンのJ1昇格の可能性が絶たれ、来シーズンもJ2リーグで戦うことが決定しました。J1昇格を目標に据えながら達成することができず、日頃からクラブを支えてくださるすべての皆様に、クラブを代表いたしまして、心からお詫び申し上げます」

 「新型ウイルスが猛威を振るう中、スタジアムにお越しいただいている皆様には、今シーズンも感染対策を講じながらご観戦いただいています。声が出せない状況でも、常にチームに寄り添い、熱い応援を送っていただいてるファン・サポーターの皆様には、心から感謝申し上げます。また、パートナー企業様やホームタウン各市町村の皆様、後援会員の皆様の温かいご支援のもとに、さまざまな活動が推進できていることにも、深く御礼申し上げます」

 「昨シーズンに引き続き、今シーズンもアルベルト監督の指揮により、トップチームは一丸となって戦っています。私からはどのような状況になろうとも、支えてくださるすべての皆様のために全力で戦おうと伝えており、選手・スタッフは真摯にサッカーと向き合っていきます。今季のJ1昇格の道は途絶えましたが、すべてのご支援者様に報いるためにも、また、新潟で活動しているプロサッカークラブとしての意義を示すためにも、これからの5試合すべてに全力を尽くす所存です」

 「改めまして、ファン・サポーターの皆様、パートナー企業様、後援会員の皆様、ホームタウン関係者の皆様におかれましては、アルビレックス新潟への変わらぬご支援や応援を、何卒よろしくお願い申し上げます」と声明を発表。残り試合で勝利を目指す姿勢を打ち出している一方で、アルベルト・プッチ・オルトネダ監督の去就については言及しなかった。